国際恋愛&国際結婚を「かっこいい」「特別なものだ」と思っている人へ。私が国際結婚について書かない理由。
2019年7月2日当ブログについての説明や、プロフィールでもちょっとだけ触れていた国際結婚の色恋について書かない件について、やっとすっきり言語化できました!
言語化のきっかけは以下のツイート
私はアメリカでの食事をツイートする時、 驚く程変わるわけじゃないよ ということ、 ブログで国際恋愛を書く時、 国内恋愛と大差ない(VISAは別として)ということ そんなに構えなくていいんだ!と思う人が1人でも増えたらいいな と思っています。-アメリカ暮らし日本人の食卓のYoshikoさん
ほんとに共感。私も国際結婚ってそんなに変わったことではないよな、と思っていました。時々「国際結婚・恋愛は特別」と思っている人を見かけるんですけど、本当にそうか?と思うのです。なんかキラキラした憧れをもって「外国人との恋愛、結婚、そしてハーフ(ダブル)の子供を産む!」と勢いのある人も見かけるんですけど、それにもどこかもやもやする。
本記事では基本的な主張として、「国際結婚は普通」で「フランス人だからと言って特別なことはない」ってことです。言語の違いもないわけではないけど、そもそものコミュニケーションに対する姿勢の方が重要って話もしてます。
Contents
国際結婚について書かない理由①普通の日常だから。
端的に言い換えると、「ネタがない」からです。
いや本当に、ただの日常でしかないのです。
国際結婚独特の面白ネタとかないんですよ。今もネタがなさすぎて文字数埋まらないフラグ立ってますし。
フランス人だからと言って、突然マルセイエーズ(国歌)歌わんし。
エスプリとか感じないですし。
アメリカのワインを盛大にdisったりしないですし。ていうか寧ろジンファンデル美味しくいただいてますし。カリフォルニアのワイン美味しいよ。
あと、よく周りから聞かれるのは、「旦那さん外国人だからやさしい?」とか「レディ・ファースト?」とか「毎日ロマンティック?」とかなんですけど、
国際結婚関係なく、世界中、時々ロマンティックじゃない?
てか、そもそも優しくない人と結婚できなくない?
ロマンティックな人は日本人でもどこの国の人でもロマンティックだし、そもそも優しくない人とは関わりたくないし…
国際結婚について書かない理由②配偶者が外国人であることによる違いを感じないから。
日本人は真面目な働き者で、フランス人は適当にして働かないとか時々聞きますけど、それ人によるから。
今の仕事が仕事の成果とタスク重視のほぼ裁量労働制な感じなので、帰宅時間は私の父よりは早いとは思うのですが、フランス人は総じて適当に(不真面目に)働くというのは断じてないです。人によります。
日本人でも適当に生きてる私みたいなのもいますし、国籍とか国民性では説明できないと思います。
食事についても、そんなに好みは違わないです。刺身も馬刺しも好きだし。納豆はダメだけど、納豆嫌いな日本人割と多いでしょ?
あえて言うならアメリカでフランスのローカルなチーズは見つからないので困ってます。でもこれ私も困ってるから!むしろ国籍による違いがない。
フランス人は結婚しないとか、恋愛重視っていうのも微妙なところだな、と感じます。
パリとか大都市の若者だと結婚しない傾向はあるのかもしれないけど、山の住人である配偶者氏とその周辺は割と結婚してる。田舎だとまだ「結婚するのが普通」みたいな考えもあるのかもしれないですね。
母国語の違いは国際結婚に独特の困難な点か?
国際結婚独特のものとしては、やはり母国語が違うというのがあげられるかと思います。我が家は、私が日本語、配偶者氏がフランス語が母国語です。私たちの場合は、お互いの言語を理解できるので日常では何の不自由もないです。1つのフレーズでも、前半フランス語で後半日本語になるとか、単語だけフランス語か日本語になるとか、そんな感じのルー語っぽい話し方をしています。
喧嘩になるときはコミュニケーションが原因だけど、それは言葉の壁に由来しない。
何年も夫婦やってればそりゃ衝突することもあります。
何が原因で喧嘩するかというと、我々の場合は「わかってほしいのに、わかってくれないから」。
これ一見すると、母国語の違いによるミス・コミュニケーションっぽくみえますよね?
それが違うんだな…。
たいていの場合は、相手の状況や気持ちを頭では理解できていても、お互いに歩み寄れないとか、軽視してしまっているとか、そういうのです。
つまり言語以外の部分が喧嘩の原因ということです。
これは母国語が同じカップルでも、同じことよくあると思います。
不満を訴えても向き合ってくれないとか、頭では重要性を理解できているけどプライドが邪魔して動けないとか…あるでしょ?
結局は、言語そのものの問題ではなく、相手と対話する・議論する・向き合うという姿勢を含めたコミュニケーションの問題だと思うのです。
コミュニケーションの姿勢が問題だとするなら、別に国際結婚であろうが無かろうが、どのカップルにも当事者の問題でしょう。日本語話者同士のカップルであっても、問題に向き合えず話し合いができないカップルもあるし、母国語が同じだからこそ「みなまで言わぬ」ことで、すれ違いや誤解が生まれたりすることだってある。
このような対話の姿勢は、国籍や文化的な背景に由来するのも多少はあるでしょうが、それよりも個人の性格によるんじゃないですかね。
人生のステージを進むごとに難しくなる可能性もあるかも?
生きていると、子供が生まれたり、学校の手配や色々な事務手続き、複雑な言葉を使わないといけないような場面も出てくると思うのです。
そういう時に使う言葉のボキャブラリーは、たぶん今使っているボキャブラリーの中にはない言葉ばかりではないか?とも思うのです。
なので、もしかしたら、これから先の人生で環境が変わるごとに、言語の壁による困難さにも直面するかもしれません。
おわり-国際結婚はかっこよくもなければ遠い「憧れ」でもない。
このブログでは当初から国際恋愛&結婚の色恋については扱わないことを鉄の掟として運営しています。
国際結婚の面白ネタが需要があるのは理解しているのに、なんで書かないのかという点が今まで上手く言語化できていなかったのですが、やっと言葉にできた感じです。当初は「プライベートだから」とか書いてたと思うのですが、それもあるけど、それだけじゃない感じで、もうちょっとハッキリ言いたかった。
「国際結婚」っていう「普通」とは別枠のカテゴリー作って、そのカテゴリーをもとに色々語る人いらっしゃるけど、実際はそんなに特別でも何でもないのです。で、私はそういう枠組みを作って特別なものだとすることをあまり好まないので、書かないのです。
そんな「特別ではない」国際結婚について書くというアプローチをしているブロガーも!
「そんなに特別なものでもないぞ」という国際恋愛&国際結婚の様々なことを、私とは反対の「書く」というアプローチで運営されているブログを最後にご紹介します。冒頭で引用させていただいたイートの発信者Yoshikoさん(@Yoshiko091718US)です。今回快く引用とリンクを許可いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。
Yoshikoさんのツイッターでは美味しそうなご飯を発信することで、「そんなに変わらないぞ」という国際結婚の日常を発信されています。すばらしき飯テロ! 啓蒙活動!
そしてブログでは国際恋愛&結婚の作法ともいえる色々な出来事について執筆されています。国際恋愛を特別視したくないミドリムシも「国際恋愛ってそんなにハードル高くないよ」という姿勢に共感している読者の一人です。国際恋愛や国際結婚について記事にするorしないという手段は違えど、根底の意識は近い感じがして好きです。
迷える子羊はYoshikoさんのブログも読んでみてね。
Yoshikoさんのブログはこちら>>「英語が苦手な私がアメリカ人と結婚するまで」
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当ブログは現在住んでいるアメリカ南部の町サンアントニオの観光情報や
アメリカ生活情報も書いてます。
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最後に、よろしければ一押し!
では最後まで読んでいただき、ありがとうございました!