アメリカで低用量ピルを入手!医療保険に加入、血液検査はするのか?

アメリカで低用量ピルを入手!医療保険に加入、血液検査はするのか?

2019年8月25日 0 投稿者: goldeneuglena

こんにちは、低用量ピルユーザーで、現在はインプラント・ユーザーの管理人です。

渡米後の慣れない生活の中で慌てないでいいように日本から低用量ピルを持ってきたけれど、残りのピルも最後の1シート!そろそろ本気を出してアメリカでピルを入手せねば!

…と思ってはいても、アメリカの医療システムってわかりづらいし、高額な医療費のイメージがあるので重い腰があがらないなんてことないですか?私はあります。アメリカではなるべく病院行きたくないって気持ち、よくわかります。

でもそうも言ってはいられない!

という訳で本記事では、アメリカの健康保険アリの人が、以下のような疑問や不安を解消できる記事になっています。

  • 今現在のピルと近いものが欲しいが、アメリカで見つかるのか?
  • ピルを入手したいが、どのような手順で入手すればいいのかわからない。
  • 血液検査も行う必要があるのか?その場合の費用が不安。

とても長い記事(4000字を超えている)になっておりますので、目次から気になる項目を読んでみてください!

※管理人がピルを1年継続した後、アメリカで避妊インプラントを入れました!その体験記はこちら!

※本記事は管理者が実際にピルを入手した体験記です。すべての人に当てはまる保証もありませんし、また確実にピルを入手できることを約束した記事でもありません。

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アメリカで入手可能なピルの情報を探す;今使ってるピルとアメリカでの銘柄

現在使っているピルがどんな種類のピルで、アメリカではどのような銘柄が売られているのか、できるだけ把握しておくことをお勧めします。

みなさんは、現在のピルがどういう種類のピルかわかりますか?私はわからんかった!

ピルには「世代」と言われるカテゴリーがあり、世代ごとに成分やその配合が異なります。

  • まず、自分のピルを日本語で検索して、成分や世代、ジェネリック医薬品なら元となっているピル名を調べます。
  • ジェネリックの元のピル名を英語で検索します。例えば「Marvelon generic name」などで検索すると、ピルの名前を一覧にしたサイトなどが出てきます。

私がずっと使っているピルは「ファボワール」というもので、第三世代の「マーベロン」ジェネリックです。

成分は、デソゲストレルとエチニルエストラジオール。

ちなみに今回アメリカで入手したものはVelivetというマーベロンのジェネリックです。

もちろん、お医者さんと相談しながら選ぶのでも大丈夫です。最終的にどのピルを処方してもらうかは、医師・薬剤師といったプロに任せた方が良いと個人的にも思います。

ただ「日本でどういうピル使ってた?どんなピルが良い?」と尋ねられると思うので、念のため調べておいた方がベター。

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保険を使う場合、自己負担額を調べる

自分が使う予定であろうピルの銘柄が分かったら、薬の自己負担額を調べる保険のサイト(なんというのかわからない…)へアクセスして、大まかでもいいので価格を把握しておきましょう。

私はだいたいの価格を把握していたので、後々のトラブルを回避することができました。また支払い額が事前に分かるとお財布的にも安心だと思うので、ぜひ一度調べてみてください。

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アメリカでピル入手のためにPlanned Parenthoodを選んだ理由;保険が適用される・施設数が多い・早い。

日本語でアメリカのピルの情報を検索すると、Planned Parenthoodという団体についての情報が多くあります。

私はこの医療機関にすべきか、別の婦人科を受診すべきか迷ったのですが、

  • 私が加入しているBlue Cross of Bleu Shieldの保険でカバーされるとホームページに記載あり。
  • サンアントニオ市内にも複数あり、アパートから徒歩圏内に1つの施設がある。

以上の理由からPlanned Parenthoodを受診することにしました。

保険名が同じでもプランによってはカバー範囲が異なるようなので、不安な場合は電話で問い合わせましょう。

私の場合、Blue Cross of Bleu ShieldのUT SELECT(PPO)というものですが、予約画面の保険情報の入力画面では同じものが出てきませんでした。

そこで念のため電話で問い合わせたところ、Blue Cross of Bleu ShieldUT SELECTPPO) 保険でカバーされるとのことでした。

またこれは知人から聞いた話なのですが、婦人科などにかかる場合は非常に時間がかかる場合があるそうで、2か月先になったりすることもよくある、とのこと。

受診まで実際にかかる日数は地域や混雑具合によって変わるとは思うので、絶対に別の婦人科に行った際は遅いと断言できないのですが、前述のように保険適用&施設の立地を鑑みても、私の場合はここで敢えて別の婦人科を選ぶ選択しはありませんでした。

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低用量ピルを処方してもらうためサンアントニオのPlanned Parenthoodを予約してみた。

Planned Parenthoodを初めて受診する場合は約2週間ほど先の予約になる場合がありますので、できるだけ早めの予約がオススメです。

 ※場所によっては、すぐに予約できる施設もあるようです。早めに受診したい!という場合は、最寄りの施設からは遠い別の施設など選ぶと可能な場合もあります。

またPlanned Parenthoodの予約方法ですが、ホームページから直接ネット予約が可能です。こういうところはアメリカほんと便利。日本でももっと普及したらいいのに!

氏名・メールアドレス・電話番号のほかに、保険に加入している場合は保険カードに記載のPlan NumberとGroup Numberを入力しましょう。

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Planned Parenthoodでピルを処方してもらうためには予約が必要なのか?

予約なしで受診が可能か否かについては、アフターピルなどの緊急を要する場合は当日予約なしで行ってもよいようです。

ただ文面を読むと、低用量ピルなどの処方を目的とした緊急性が低い場合は予約していった方が良さそうな雰囲気ですね。

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アメリカで低用量ピルをPlanned Parenthoodで入手;順序と内容

お家を出発する前に、ID、クレジットカード、保険カードなどに加えて、暇つぶしを忘れずに!

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①レセプションを通って受付(待合室)に行く。

初めて行ってみたPlanned Parenthood…私が行った施設は、とてもセキュリティが厳しい印象でした。

日本の病院は、受付も待合室も同じ空間にある事が多く、入口から直接受付に行くことができる場合が多いと思います。

しかしここは、 受付(待合室)に入る前に、レセプションでエレベーターのコードを入手する必要があります。つまり、待合室に行くまでのエレベーターにカギがかかっているのですね。加えてこのコードは毎日変わる仕様のようです。

どの施設も同じような構造なのかは不明ですが、ちょっとドキドキします。過去に何かあったのかな…。

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②受付をして待つ。

受付と待合室はいたって普通の病院の雰囲気です。

受付で名前と生年月日を記入し、保険のカードを見せて、前払いで診療費を支払います。私の場合は保険適用で35ドルでした。

その後は待合室でひたすら待ちます。12:45分に予約していたのに軽く1時間待ってますね。予約してても待ち時間はかなりあると思いましょう。暇つぶしを持っていると良いです。私はこの記事の下書きを執筆しました。リアルタイムなレポートです。

ちなみにWi-Fiあります!

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③診察;質問内容、血液検査の有無、日本語通訳サービについて。

待ちくたびれた頃に呼ばれます。後述しますが、パートナーとのことを事細かに聞かれるので、気まずい場合はパートナーには外で待っててもらいましょう。一緒に入ることもできます。

部屋に入ると、まずは体重を量ります。服は脱ぎませんでした。なんか奇妙な天秤のような体重計でした。初めて見た。

さらに、身長は何フィートか聞かれますので、センチから変換しましょう。

そして、いっぱい質問されます。特にパートナーの事、強要されないか、ここ1年の相手の数、初めてはいつか…などなど、答え辛いことも聞かれます。

最後にHIVの危険性について色々回答して、欲しいピルについて申し出て、終了です。

ちなみに、血液検査はありませんでした。日本では年1回血液検査をしていたのですが、どうもアメリカと日本では違うようで「ピルの成分が弱いものなので通常は行わない」と言われました。

また内診もありませんでした。

※とはいえ、これも各人の健康状態によるのかもしれません。私は飲酒は少々、喫煙なし、高血圧などの健康面での心配もなし、という状態でした。

あ、あと日本語の通訳サービスもあります!無料です。頼むとその場で通訳さんに電話をかけてくれます。大変便利でありがたいサービスです。

ピルの銘柄についてですが、私の場合は「お医者さんがランチに行ってるから、同じ成分のものを調べておくわ!」と言われ、その場で銘柄はわかりませんでした。※これが後々トラブルにつながるとは思ってないかった。

これを読んでいる皆さんは、できるだけその場でピルの名前を教えてもらってくださいね。

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処方箋(prescription)をドラッグストアに送ってもらい調剤窓口でピルを購入する。

さて、診療が終わるといよいよピルを入手できるわけですが、入手場所は2つあります。

1つはPlanned Parenthoodで購入する方法。この場合、Planned Parenthoodが薬局ではないので保険が使えません。もちろん保険を使うよりも高額になります。

保険を使う場合は2つ目の方法、処方箋を薬局に送ってもらい、薬局の窓口で購入するということもできます。ウォルグリーンなどのドラッグストアで、調剤窓口があれば大丈夫です。スーパーに併設されている調剤薬局でも可能かもしれませんが、今回確認できませんでした。

私の場合は2番目を選択し、ウォルグリーンで購入することにしました。

処方箋はその日のうちにウォルグリーンに送られるとのことだったので、私は翌日に行ってみました。

保険のカードとかIDとかも忘れずにね!

と、そこで問題発生です。

事前にピルがおそらく0ドルだろうと予想していたのに、なんと23.64ドルもの費用が発生しているのです。

謎の23.64ドルについての記事はこちら;

結果だけ述べると無事0ドルでした。よかったよかった。みなさんも、お薬がいくらになるかできるだけ把握しといた方が良いよ、まじで。

またピルの処方箋は1年間有効です。ですので毎月病院に行く必要はありません薬局にお薬だけもらいに行きます。

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1年経過したのでピルの処方箋を更新しに行ったよ(2020年7月追記)

先日(2020年7月某日)、1年間有効の処方箋を使い切ったので、新たに同じピルの処方箋をもらいに行きました。

処方箋をPlanned Parenthoodで再度ピルの処方箋を入手するには…

  • 予約が必要
  • 保険カード、身分証が必要

以上を事前に準備します。

当日は、基本的に上述した初診の手順と同じです。

  1. 1回のレセプションでエレベーターのコードをもらいます。
  2. 待合室で問診表のようなものをもらうので、必要事項を記入します。
  3. その後名前を呼ばれたら中に進みます。

また処方箋を更新した今回も血液検査や身体測定等の検査なしでした。

さらに現在、新型コロナウイルス(Covid-19)の関係で、待合室に入室できる人数を制限しています。

ですので、付き添いで来た人は一緒に待合室まで入室できない可能性が高いです(私の場合夫は入室できませんでした)。英語が不安な場合は、スマホの辞書を利用したり、積極的に通訳サービスを利用できるか尋ねてみましょう。

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さいごに;アメリカで低用量ピルを入手する際の注意点&Planned Parenthoodのおすすめな点まとめ

以上が私が初めてPlanned Parenthoodを受診して、アメリカでピルを入手した方法の詳細です。

最後に注意点とおすすめな点をまとめておきます。

アメリカでピルを入手する際の注意点(私の体験に基づく)

  • 血液検査はなかった。検査をしてほしい場合は頼む必要があるのかもしれない?
  • 自分のピルの自己負担額がいくらなのか支払い前に把握するのがベター。ドラッグストアで薬を受け取るときは料金が間違っている可能性があるので。
  • 予約日前日に予約確認の電話が入る。これに返答できないと予約がキャンセルになる。折り返してもつながらない場合は、施設に直接行って問い合わせるとうまくいく

ピルを入手するのにPlanned Parenthoodがオススメな理由

  • 日本語通訳がある。英語に不安があっても付き添い不要。ほんと便利。
  • 施設数が非常に多いので、自分の居住地に近くてアクセスしやすい施設が見つけやすいはず。
  • 保険も使える!

また今回私は該当しなかったのですが、学生さんや所得が少ない人向けに低価格でピルの入手ができるような料金設定もあるようです。

追記:オンラインでのピルの購入(私は未体験)

ツイッターでコメントいただいたので(ありがとうございます!)、追記しておきます。

こちらのブログにも記載があるように、病院に行かなくてもピルを入手する方法はいくつかります。

https://americalifejapan.com/2017/11/27/birth-control-pill/

私の場合、冒頭でもふれたように「日本では血液検査をしていたので、アメリカでもしなければ!」と考え、オンラインでの入手は避けていました。しかし結局は血液検査をしていないのなら、オンラインでもよかったかな?とも思います(ただ実際には私が体験したことではないのでこの記事で、「おすすめだよ!」と明言できません…)。

現在の処方箋の使用が終わったらオンラインも試してみたいですねその前に誰かやってみてくれてもいいんだぜ…そしてブログにまとめてアップしてくれてもいいんだぜ…

では本日はここまで!読者の方がアメリカで無事ピルを入手できますように!

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