フランス滞在1年目のOFII手続きではDELFのディプロムなどがあると便利!

フランス滞在1年目のOFII手続きではDELFのディプロムなどがあると便利!

2021年3月15日 0 投稿者: goldeneuglena

やる事がたくさんあるフランス在住1年目の行政手続き

その中でも一番の山場といえばOFII(L’Office Français de l’Immigration et de l’Intégration, 移民局)の召喚に応じる事!

手続きの方法についてはその他のブログを参考にしてもらうとして、本記事では以下の内容をお届けします。

  • DELFのB1以上を取得しておくと手続きの一部をスキップできる
  • フランス大学などへの留学経験も一部の手続きをスキップできる
  • 諸々をスキップした際の実際の手続きの詳細

特に、数年後フランスに長期滞在する可能性があるぞ、という人にはぜひ読んでいただきたい内容です。

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2021年現在、OFIIでは基本的に2年目以降の準備を行う

法律が変わったとかで、現在の1年目のフランス人の配偶者ビザは滞在許可証と兼用なんですね。

以前はOFIIで滞在許可証をパスポートに貼ったりしてやっと正式に滞在できるという運用だったのですが、現在はOFIIに召喚されるよりも前に、ビザを滞在許可証として有効化する手続きを自身でオンラインで行いします。

じゃあOFIIで何するの?というと、基本的に2年目の滞在許可証のための準備だそうです。2年目はpréfectureで手続きします。OFIIではないのですねぇ。

当日OFIIで行う手続き一覧

  • 語学テストをしてフランス語レベルをはかる。>講義が必要か判断され、必要ならその後何日か受ける。確か出席かレベルテストの結果が2年目以降に必要。
  • お医者さんの問診とかレントゲンのチェック。>この医者の種類が2年目以降の滞在許可証の更新に必要。

召喚された当日よりも後に、フランスの文化とか社会システムの講義を受け、サインする。合計で講義は4日間あるらしいです。>この時のサインも2年目必要。

…という具合に、当日は特にやる事は多くないので必要書類を持っていき、職員さんの指示に従えば全然大丈夫なので安心してください。あとOFII職員さん達のフランス語もめちゃくちゃ丁寧で聞き取りやすいので、それも安心です。

しかし、その後フランス語の講義を受けねばならんかったり、フランスの文化や社会についての講義を受けねばならんかったりで、割と時間を取られるのです。

そして、各種講義が行われる場所が自分の住んでいるところから若干遠い場合もあるので、それもめんどくさいのです。

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DELFとフランス高等教育の留学の証書があるとOFIIの講義をスキップできる!

とまあ、こんな具合にあとで微妙に面倒くさいOFII関連の講義。これを受けないようにする方法があるのです。

それは、DELFやフランス留学の経験を証明できる書類を持参していくこと!

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DELFのディプロム持参で語学テストをスキップ

DELF/DALFのディプロムを持っていくと、当日受ける予定の語学試験をスキップでき、必要であれば池と言われる語学学校にも行かずに済みます。

また特に作成される書類はありません(既にディプロムが書類として存在するからかな?)。

ただ、DELF A1~A2でも語学試験をスキップしたり語学学校に行かなくても良いという判断になるのか不明です。私が持っていたのはB1だったので、B1以上のディプロムならおそらく同様の結果だと推測されます。

参考に、こんな資料見つけました>>Formation linguistique complémentaire

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大学の証明書を持参で市民講座のサインの代わりの書類を作成

大学(高等教育)に最低でも1年の留学経験があると、いわゆる「市民講座」の出席をスキップできるかもしれません。

私は留学していた大学が公式に出している在学証明書のような書類を持っていきました(cartificat de scolaritéという書類)。

持参した書類を元に、当日OFIIでAttestation de dispense de la signature du contrat d’integration republicaineという書類を作成してもらえます。

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色々スキップしたOFIIでの当日の流れ

  1. 召喚状にある時間の15分前にOFII前に集合。他の人とおしゃべりして待つ。
  2. その後パスポート(ID)を確認され建物内へ。待合室で待機。
  3. 大きな教室っぽい部屋へ移動。今後の説明を受ける。長くても3時間程度(朝開始ならお昼前)で当日の手続きは終了するとのこと。
  4. 説明の途中で、DELFや高等教育の話があり、どちらの書類も持ってた私は退室。廊下で待機。
  5. 別の職員さんが来て、文化的な講義や語学の講義は不要なので、その代わりの書類を作り、受け取る。
  6. 看護婦さんに身長と体重を測ってもらう。
  7. お医者さんに問診。レントゲンも確認。医療証明を受け取る

待ち時間含めて1時間弱で当日の手続きは完了しました。

DELFと大学関連の書類を持っていくと、大幅に当日の時間短縮も可能で、さらに後日も講義に出る必要がないので便利です。

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おわりに―フランスOFIIの手続き1年目をスキップできる必要な書類をまとめておくね

という訳で、召喚状に記載のある書類以外も持っていくと便利だよ~ということはご理解いただけたと思うので、ここではOFIIでの必須書類持っていくと便利だった書類持って行ったけど不要だった書類の3つのカテゴリーをまとめておきたいと思います。

ただし、管轄の地域によって必要な書類が変わってくる可能性があります。不明な点は必ずOFIIに確認をしてください。

OFIIでの必ず必要な書類…召喚状に記載のある書類。

  • 召喚状
  • 肺のレントゲン
  • ID(パスポート)

一応もっていったけど確認されなかった書類

  • 電子印紙などvalidationに関連する書類
  • 証明写真
  • 戸籍

持参すると便利だった書類

  • DELFのディプロム
  • 留学してた時の大学のattestation

もらった書類(2年目の滞在許可証に必要な)

  • 医療証明
  • 市民講座のサインの代わりになります証明みたいなの

もし私のように、過去にフランスの大学などに留学していて、再度フランスに戻ってくるという人は、当時の大学に在籍してた証明書などの書類を持っていくと便利かもしれません。

ただでさえ面倒な事が多いフランス生活です。この記事によって、あなたの門出がスムーズ&スピーディになれば幸いです!

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コロナ禍でビザ取得するのが難しかったトラウマ記事はこちら!

その他、フランスのアルプス周辺のお出かけ情報なども書いてます!タグ#フランス旅行へどうぞ!

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