【フィンランド】ユヴァスキュラでS-Pankkiの銀行口座を作ってみた!【手数料安い】
2021年5月22日フィンランドで働く、または長期的に学生生活を送るとなると必要になるのが銀行口座。我が家も新たにフィンランドで口座を開設することになりました。
私はまず、Kiitos Shopさんの「フィンランドでどうやって銀行口座を開くの?」を読んで、フィンランドの銀行についてザックリ把握。そしてS-Pankkiという銀行が手数料が安いんだな!と覚えておきました。
今回は、ユヴァスキュラのS-Pankkiで夫名義の銀行口座を開設したので、手順などを記録しておきます。
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手数料が安いとウワサのフィンランドの銀行S-Pankii、本当に安いの?
さて、ユヴァスキュラのS-Pankkiで口座を作ろう!と思った一番の動機は、手数料がお安いということ。
Kiitos Shopさんの「フィンランドでどうやって銀行口座を開くの?」によると、フィンランドでは口座を開設して維持するだけで基本的に費用が掛かるということでしたので、S-Pankkiでも実際どこにいくら程費用が掛かるのか気になります。
という訳で、以下が夫がS-Pankkiで実際に口座を作った際の手数料です。日常でよく使いそうな部分の料金をピックアップしてみました。
- アカウント月額利用料金(S-Tilin kuukausimaksu/tili)…無料(Maksuton)
- 収入口座の月額利用料金(S-Tuottotilin kuukausimaksu/tili)…無料(Maksuton)
- 支店での現金または小切手での預け入れ(Talletus käteisell ä tai pankkivekselill ä S-ryhm än toimipisteess ä)…無料(Maksuton)
- 支店での現金の引き出し(Nosto käteisellä S-ryhmän toimipisteessä)…無料(Maksuton)
- オンライン銀行IDの月額料金(Pankkitunnussopimuksen kuukausimaksu)…無料(Maksuton)
- S-Etukortti Visaクレジット/デビットカードの月額料金…無料(Maksuton)
上記はS-Pankkiからもらった書類を基にしたGoogle翻訳です。私がフィンランド語ができず翻訳の正しさを確認できないので、原文をカッコ書きで併記しています。気になる方は是非ご自身でお確かめください!
日常で使う、毎月のお給料の振り込みや、お買い物で使うデビットカード、フィンランドで必要なネット銀行経由のID確認、またいざという時に必要になるかもしれない現金の引き出しなどの主だったものの手数料が無料みたいです。ありがたいですね。
夫の同僚さん達によると…
夫の同僚の中にS-Pankkiを使っている人がいました。その方のお話によると、S-Pankkiは確かに手数料が安く、特に今まで使用してきて困ったことはないよ、とのことでした。比較的新しい方の銀行のようです。
また他の大手銀行は、ローンを組んで大きなお買い物をしたり、お金を借りたり、という時に便利かも?とのことです。ということは、お金の使い方によっては大手銀行にした方が良い場合もあるということですね。
我が家は今急いで大きな買い物をする予定はないので、一旦はS-Pankkiでも良いかなという訳で口座を開設しました。ご自身の今後の計画を合わせて銀行を選ぶと良さそうです。
ユヴァスキュラのS-Pankkiで銀行口座を開設する方法
まずは必要書類をそろえよう!
銀行口座を作るためにはいくつか書類が必要です。
- 身分証明書(パスポートでOK)
- 給与が明記されている書類(契約書とか)
- 住所がわかるもの
- 電話番号(フランスの番号でもOKだった!)
- 税金番号(ユヴァスキュラの場合は税務事務所にいくともらえる)※
※フィンランド以外で口座を持っている場合、その国の税務番号が必要になります。夫の場合はフランスなので、フランスの税務番号を聞かれました。日本の場合はマイナンバーとかですかね?
S-Pankkiのサイトからまずは予約を取る!
検索するとすぐ出てくるんですが、S-Pankkiの公式サイトで予約を取ります。https://www.s-pankki.fi/fi/ajanvaraus/
窓口で質問されること
窓口では一緒に口座の開設をしてくれるんですが、いくつか質問されます。
もし可能ならできるだけフィンランド語でわかるようにメモしておくと良いかもです。うちが質問されたのはこんな感じ。
- 自分の職業(というか正式な役職名?)
- ネットでどれくらいお買い物するか
- EU圏内/圏外の外国で1日当たりどれくらいお金を使うか
口座開設にかかる初期費用
Kiitos Shopさんの「フィンランドでどうやって銀行口座を開くの?」によると、100€かかる口座開設費用は、実質20€のみ支払い、残り80€はポイントカードから徴収されるとあります。
しかし私たちが行ったときは、100€支払い、その100€分をS系のお店で使えるクーポンとして還元されるという施策でした。この辺のことは変更になる可能性があるので、ざっくりと「100€必要なんだなぁ」と思っておきましょう。
おわりにーユヴァスキュラのS-Pankkiの職員さん、めっちゃ良い人だった!
ユヴァスキュラのダウンタウンにあるS-Pankkiの職員さん、すごく印象のいい人でした。「英語はそこまで上手ではないので時間がかかるかも…」とおっしゃいましたが、フィンランド語ができないこちらに合わせて丁寧に英語で教えていただき、本当に助かりました。むしろこちらこそ、現地の言葉であるフィンランド語ができず、申し訳なかったです。
フィンランドの言葉ができない場合は英語でのやり取りになるでしょうが、英語はこの国では公用語ではないので、全員が流暢なわけでは無いというのは当たり前ですし、それによって時間がかかる場合があるというのも当たり前ですよね。口座を開設したい場合、時間に余裕をもって予定を立てる事、また最低限フィンランド語で調べておくとスムーズかもしれません。
※2021年11月26日追記:英語での口座開設について。
この記事を書いた後、私用の口座を開設するためにS-Pankkiに行きましたが、2021年11月26日現在は英語での開設は基本的にできないようです。夫が開設した際は、英語での対応を求める旨を追記して予約フォーム入力し、窓口で対応いただいたのですが、今回私が予約&窓口で確認したところ、フィンランドの公用語のみで対応するということでした。
電話口&窓口の方ともに「誰かフィンランド語かスウェーデン語がわかる人を通訳として立ててください」という紋切型の言葉だったので、以前とはS-Pankkiのマニュアルが変わったのか、夫が口座開設した時は本当に幸運な偶然が重なって英語で対応していただけただけのようです。
フィンランド現地での公用語に不慣れな場合は、ぜひ誰かわかる人と一緒に行ってみましょう。
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