テキサス州サンアントニオに来て1年が過ぎたのでアメリカについて思うことを書いてみたよ
2019年8月31日こんにちは、ミドリムシです。
早いもので、もうアメリカに来てから1年も経つんです。2018年8月27日にフランスからロサンゼルス空港を経由してサンアントニオにやってきました。
私は専業主婦という属性に輪をかけて、英語が得意でない&内向的な性格が強烈に作用しており、1年を過ぎてもアメリカ社会には深く入り込むこともなく、漂うように生きています。
そんな私が、外から眺めて思ったアメリカ、というよりテキサス州サンアントニオで出会った人や出来事についての印象をメモ代わりに書き残していこうと思います。
あくまでも私個人が勝手にふわふわ眺めているだけですし、アメリカ社会との距離や付き合い方によって意見や印象も変わると思いますので、その辺はご容赦ください。
Contents
アメリカって宗教が強いのだろうか?テキサス州サンアントニオと宗教。
アメリカの大統領って、聖書に宣誓しますよね。あれが私は不思議で。
建国神話っぽい歴史にヨーロッパから逃げてきたプロテスタントの移民っていう宗教的な要素が核っぽいのでそういうもんだと言われればそうなんですけど、宗教との距離感近いなぁと思うのです。悪いって言ってないよ、見慣れない感じがするだけで。
サンアントニオでも時々ですが人々の宗教的な活動に出会うんですよ。
例えば、ジャパニーズ・ティガーデンに行く途中、バス停で宗教の議論に参加させられたり。宗教勧誘を目的としていたのかはわからないです。こういう人って何て呼べば良いんでしょう…便宜的に「宣教師さん」としましょうか。
宣教師さんに「税金てなんで払わないといけないと思う?」って疑問を投げかけられたんですよ。彼曰く、税金の支払い義務とか社会の仕組みなどの人間が作ったルールよりも、神様のルールの方が大事だよね。税金なんか支払いたくないよね、だそうです。
ゆるふわアナキスト的には神様とか絶対的な支配者がいる社会もごめん被りたいんだけど…。あ、ちなみに宗派などはわからないです。
また後日、同じバス停で、「キリストの真の姿は白人ではない!」という主張の宗教団体を見かけました。複数人でビラ配りなどもやって、拡声器で説法していたので、割と活動的(ちょっとラディカル)な印象。チラシに描かれているキリストの顔の想像図は、黒人の顔を想起させるようなものでした(中東で興った宗教だから、顔といえば中東っぽいのでは?と私は安直に思うんですけど)。
お釈迦様(個人的には最も身近な宗教)の人種って私にとってはそこまで関心がないのですが、彼らにとってはキリストの顔とか人種に由来するものが、主張するほど大切なことであるということですよね。表面的には凪いでいるように見えても、深いところでは如何ともしがたいものがあるというのを垣間見た気がしました。
街中での勧誘活動って日本でもありますけど、私自身あまり上記のように積極的なものには遭遇したことがなかったのでちょっと驚きました。なんか、日本の宗教勧誘って、ジワジワ間合いを詰めてくる感じしません?断るとすぐ引き下がってくれるというか。突然チャイムならされて「ごめんください~」って言われても断ればそうですか~って帰ってくれることが多かったです。
一方、アメリカはぐいぐい来る印象(笑)。なんかつよい。
あとバス&宗教つながりで、「日本人ですか?創●学会ですか?」って聞いてくるおじさんにも出会いました。別れた奥様が学会員で、「日本人に出会ったら『創価学会ですか?』て聞けば仲良くなれる」と教えられたそうです。会話のとっかかり、癖が強い。元奥さん、それちょっと違うと思うんやけどな…。
サンアントニオ来てから、やたらと「子供は?」って聞かれる件。
別にアメリカ、サンアントニオだけではないと頭では理解してるんですけど、こっちに来てよく聞かれるのが「子供は?」っていう話題。アラサー夫婦で子供がいないというの、異質なんですかねぇ。そんなに別の家庭の子供の有無、気になります?ちなみにうちは選択的に子供を作ってない夫婦です。
アパートの内見に行ったときにオフィスのお姉さんから初対面で「子供つくらんの?」って聞かれたんですよ。すごいド直球(笑)。聞かれるのはいいんやで、でもそれ初対面で聞く話題?
あと私が専業主婦だとわかると「暇じゃない?!なんで子供作らないの?」と言われたんですけど…。いや専業主婦でも色々やりたいこともやるべきこともあるんやで…と思ったけど黙ってました。
さらに「子供作らないのに、なんで結婚したの?」みたいなことも聞かれた気がしますねぇ。結婚すること=子供を作ることなんでしょうかね?
でもこういう質問って、日本の地元に帰ると親とか親戚からからジワジワ責められるってのもよく聞きますし、よくあることなんでしょうかね。とはいえ、私はサンアントニオ来てから立て続けに「子供は?」って聞かれたんですけどね!
そういえば、歯医者帰り道、産婦人科の前を通りがかった時に何か銀色の小さなものをもらったこともありますね。よく見たら、小さな両足のピンズだったんです。説明書きによると、妊娠何周目かの赤ちゃんの足らしい。
これをくれた人は、どうも人工中絶禁止を支持する団体だったようで。「どこに行くの?」と聞かれて何も考えず「歯医者から帰りなんだ」と答えたけど、「産婦人科に」と答えたらどうなっていたら、と妄想がはかどる。
人工中絶の是非をめぐる議論が各州で行われていたのは記憶に新しいですよね。テキサスも人工中絶に寛容ではない(禁止ではなかったはず??)。
何となく、日本は子供中心、フランスはカップル至上主義、アメリカは子供含めた家族の構成員全部が大事…みたいな印象があります。あくまでもー。印象だからー。
アメリカに来てから差別はされたのか?サンアントニオは保守的なのか?
上記のような内容を書くと、なんか保守的だなー!と思うんですが、実際住んでみた体感としては、そんなこともないような?
何度も言いますが、私はアメリカ社会に入り込んでいるわけではなく、しかもほとんどの場合、隣に夫がいる状態が多いので、本当に上っ面しかわからないんです。
でも、今まで喋ったことのあるサンアントニオに住んでる人は、少なくとも初対面で相手をあからさまに、差別をするような人はあまりいなかった気がします。むしろこサラッと交流する人々は親切でいい人っぽいんですよね。全力で自分たちの経験とか好きなものをお勧めしてくる感じで、結構好きです。
好きな人々つながりで書き忘れがありました。
私は渡米前、「アメリカ人って、世界中で使われる英語が母国語なので他の言語の勉強ってしないんだろうな」という偏見があったのです。
でも、ヲルグリーンで話しかけてくれるレジの人は、私たちに会ってからフランス語を使おうとしてくれるし、マドレーヌでレジしてくれたお兄さんも「フランス語勉強してる、少し話せる」って、フランス語で話してくれたの。正直私は英語よりもフランス語の方が慣れているので、日本語じゃなくても嬉しいんですよね。
全然、当たり前なんだけど。語学勉強好きな人なんて世界中にいるからさ。でも知識として知ってたことと、目の前での実際の出来事ってインパクトが全然違うん気がしません?私だけ?思い込みや偏見がちょっとした出会いで刷新されていく感じがとても気持ちがいいです。
あ、差別ない!保守的ではない!って断言しているわけでは無いですよ!
社会とのつながり具合で、差別を受けた経験の有無や政治的な思想の傾向を把握する機会の有無なども変わってくるし。あくまでも、私のようにふわ~っと表面的に過ごすだけだと、差別的なものにあまり遭遇しないかも?って程度。そりゃ引きこもってると出会う人の母数が違うからね!
(スーパーのレジで無視される程度のことはまああるんですけど…。)
(もっと言うと、私(アジア人)と目を合わせないで夫(白人)とだけ話す人もチラホラいるんですけど…いやでも、これは私からあからさまな英語話せないオーラでもあったからかな?とか今になって思うんですけど)
あ、そういえば、Fワードを言ってくる変な人に遭遇したはあるんですよ。でもその人、バスターミナルで靴もなくウロウロしてて、ちょっと目がいっちゃってたので、あれは判断能力がある人が差別的な発言をするのとはちょっと違う気がするんですよね。彼は無事に警備員さんに連れていかれました。お家に帰れるといいね。
渡米前はトランプだし共和党強いし、ネットで拡散される激しい差別動画をイメージしてたので結構怖がってたんですけど、とにかく私の日常は平和です。渡米前に先入観で怖がっててすまんかった!
おわりに-そういえば今月は雨がない?
サンアントニオの皆さん、今月(2019年の8月)って雨降りましたっけ?なんかずっと晴れてる気がするんですけど気のせい?夜に降ってるのかしら。
去年、2018年の8月末にサンアントニオに来て9月頭まで家探したり色々動いてたんですが、その頃はすっごい雨降ってた気がします。9月入ってからかな? 道路が文字通り川になるくらい土砂降りで「サンアントニオって雨降らないって聞いてたんだけど!」って文句言ってた気がします(笑)夫の職場のボスにお世話になったのですが「サンアントニオでこんなに雨降ったの初めて…」だとか。
最後に言うのもあれですけど、この記事実は下書きの状態で予約投稿してたのを忘れてたので、前の状態で見ちゃった人いるかもです。見ちゃった人ごめんね!次気を付けるね!あと、一部私の理解が十分でないので削除&編集してる個所も多くあります。これも見ちゃった人ごめんね!日記だから許して(‘ω’)
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他にも現在住んでいるアメリカ南部の町サンアントニオの観光情報や
アメリカ生活情報も書いてます。
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最後に、よろしければ一押し!
では最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
はじめまして、ミドリムシさん。現在フロリダ州で2児の母で介護職してるアリオラと言います。年内中にテキサス州サンフランシスコに引っ越しを考えています。2016年にはじめて日本から移住してきたので新米では無いのですが旦那の実家を離れて生活をした事が無いのでもし引っ越したらある意味いろいろ新米です。ミドリムシさんは現在もサンフランシスコにいらっしゃるんでしょうか。このブログを拝見しながらイメージを膨らませています。移住してから思っいる以上の苦労がありますが自分たちで家探して普通の生活したい!を希望に日々過ごしてます。またブログ拝見したいと思います。サンフランシスコの色々な情報楽しみにしています。
アリオラ様
はじめまして!
記事を読んでいただき、またコメントいただきまして大変嬉しく光栄に思います。ありがとうございます。
旦那様のご実家を離れてサンアントニオ引越しを計画中ということ。昨今の事情もありますので、ご決断それ自体も勇気のいることだったでしょう。
私は今もサンアントニオに住んでおります。サンアントニオにはフロリダのような青く透明で美しい海はないのですが、北部に水の豊かなHill Countryと呼ばれる場所があり、お出かけにもおすすめです。お子様もいらっしゃるとのことだったので、ぜひ洞窟探検なども楽しいかもしれません。
たとえアメリカ国内の引越しであっても、自分たちで家を探して引っ越して…という一連はとても大変なことと思いますが、サンアントニオでの新生活が素晴らしいものになりますように、私も画面越しですが応援しております!