【独学も】日常会話を仏語限定にすることはフランス語上達のために有効か否か

【独学も】日常会話を仏語限定にすることはフランス語上達のために有効か否か

2020年7月7日 0 投稿者: goldeneuglena

夫はフランス人ですが日本に数年住んでいたというのもあって、私たち夫婦の日常会話は日本語とフランス語がかなり混ざっています。

 

 

普段は、夫がダーッとフランス語で話し、私が日本語で相槌を打つとか、

あるいは私が日本語で話すことに対して夫が分からない箇所を尋ねるので、私が改めてフランス語で説明しなおすとか、その逆もあります。

 

 

お互いがお互いの母国語を理解できるのでコミュニケーションはとても楽なのですが、何年たっても中途半端な語学力であるというデメリットも…

 

 

ということで、週末だけフランス語のみで会話しよう!という企画をやってみました。

 




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日仏ルー語の国際結婚夫婦が完全にフランス語で生活してみた気付き

 

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夫、フランス人なのにフランス語を忘れている。

我が夫、予想以上に日本語で返答するし、時々フランス語の単語が出てこないことがありました。特に小さいリアクションのしめす言葉はほぼ日本語が出てくるようです。

私がフランス語で話しかけてるのに日本語で返答する夫よ…。

 

 

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小さい言葉、リアンクションを取る時の言葉などは日本語になりがち

私も「そうなの?」「へぇ」などの相槌や「痛!」「熱ッ!」など、咄嗟に出てくるリアクションは日本語になりがちでした。

 




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フランス語話すときは声が低くなる謎

何故かわからないんですが、フランス語話すとき低い声で話してしまいます。英語など他の外国語を話すときにも同じような傾向にある人がいるそうで、こういうnoteの記事もありました。

何でなんでしょうね…。低い声で話した方が通じやすい気がするというのもあるし、知人曰く「一番フランス語が通じたのは風邪ひいてた時」とも。フランス語はモソモソ話した方が伝わりやすい言語なのかも?(知らんけど)

 




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日常生活での会話をフランス語に限定するのはフランス語学習に有効か

 

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有効:フランス語のニュースが頭に入りやすくなった。

フランス語のみに限定して会話すると、ニュースなどの聞き取りも非常に楽になります。

最初に留学した時は3か月だけだったのですが、その時も聞き取りが楽になるとフランス語の本を読むのが格段に速くなったという経験があります。バラバラに見える語学の話す・聞く・読むなどの能力もそれぞれつながっているのを実感できました。

 

 

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有効:夫以外とも交流が楽になる。

上の聞き取りが楽になるのと相乗効果で、夫以外とも積極的にコミュニケーションが取れるようになります。ついでに何故か私の場合英語も楽になりました。

 

 

有効:口の動きに慣れるので発言が楽になる。

フランス語で使う発音に口の動きが慣れるので、毎時発言が楽になってくる。

 




不足?:かしこまった議論の練習には不向き。

夫婦間で議論をする機会は、そこまで多くはないのではないでしょうか。

議論の場合、議題(または問いや解決すべき問題)があり、それについて自分の意見を述べたり相手の意見に賛同したり反論したり…ということになるでしょう。論理的に発言を組み立てる必要があります。

一方で夫婦の会話はどちらかというとキャッチボール型のコミュニケーションで、短い発言を交互にやり取りすることが多いと思われます。議論すべき内容が夫婦間にある場合も勿論あるのですが、ビジネスやアカデミックで通用するレベルの練習をするのは難しいでしょう。

フランス語でディスカッションの練習をしたい場合、あえて意識的に練習する場をセッティングする必要があると感じました。

 

 

不足:会話が特定の相手に限定されると、語彙や言い回しも限定される。

 

日常会話をフランス語で難なくこなせたとしても、家族や友人といった慣れた相手のみだと語学の上達が頭打ちになりやすいと感じます。例えば夫婦間なら、たとえ母国語が違う者同士であっても言語外コミュニケーションが成立しやすく、それに頼りがちです。

またボキャブラリーは基本的に人によってある程度限定されます。ですので、同じ相手とばかり会話していると、語彙や言い回し、さらに会話の組み立て方も限定されがちです。

 

フランス語の会話に慣れた時、そのさらに先へと上達するには、独学だと厳しいと個人的には思います。

 




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おわり-国際結婚の場合もフランス語の上達のためには「慣れ」を避けることか

フランス語に限定して日常を過ごしてみたところ、「意外と問題なく過ごせるな~」と思いつつも、一方でフランス語の上達のためには限界を感じました。

特に、かしこまった議論や表現のようなビジネスシーンやアカデミックな場でのフランス語能力の向上については、家庭での日常会話のみではカバーしきれません。

また語彙についても、様々な人や情報に触れる必要があり、夫婦間のコミュニケーションだけでは語彙力のいちじるしい向上は見込めないと考えます。

では、このような「慣れ」による限界を突破するにはどうすればいいのか。

 

 

個人的に考えている手軽な練習方法は、

 

 

ただ、語学学校に行って強制的に叩き込むというのが一番効果的かな…?とも思っていたりもします。

今日はここまで!

 




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