【世界遺産】テキサス州サンアントニオの伝道所群(ミッション)巡りは1日で可能なの?【写真多数】

ミッション

テキサス州サンアントニオと言えば、伝道所(ミッション)!

ミッションとは、アメリカ大陸にやってきたスペイン人宣教師がキリスト教(カトリック)を広めるための拠点として建てられたもの。宗教施設だけではなく、生活を作り上げる拠点でもあり、軍事的拠点でもありました。このようなミッションの建設には先住民の協力が不可欠であり、アメリカの歴史を知るうえでとても重要な要素といえます。

 

本記事では、サンアントニオ観光の目玉であるミッション巡りについて、

 

  • 1日で見て回ることはできるのか?
  • 最低限見るべきミッションはどこか?
  • どのような点がみどころなのか(写真多数)?

 

以上3点を事前に予習できるような内容になっております。

目次から好きなところをご覧ください!

 

 

 

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サンアントニオのミッション群を1日ですべてめぐることは可能?最低限見るならどこ?料金は?

 

サンアントニオのミッション群を1日で見て回ることは可能です。日帰り観光ももっしょん巡りに限定すればできなくもないです。

 

というのも、ダウンタウンのアラモから最南端のミッションまで車で約16分

その後1つずつ北上していくとして、各ミッションの間は車で約10分強のドライブ。そこまで離れていないので十分に可能な距離だと思います。

 

 

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自転車でめぐるなら?

今回私は車で見て回ったので、ここではGoogleマップの情報を元にしています。

まずアラモから最南端のMisión San Francisco de la Espadaまで自転車で約1時間。ここを超えると、その後1つずつミッションを見ながら北上するとして、それぞれ5分から15分で到着しますので時間的には可能かと思われます。

 

サンアントニオは雨が少ないので自転車でミッションをめぐるのも気持ちが良いかもしれません。

しかし甘く見てはいけないのは、暑さ。私たちが行った10月現在も30度を超えており、すごくすごく暑かったです。自転車でめぐる人は、出発時間を調整する(朝早い方が涼しい)、水分を多めに持っていくなどの暑さ対策するのを強く勧めます。また特に南の2つのミッション付近には飲食店が少ないです。軽食やお弁当などを持参する方が良いかと思います。

 

 

最低限見るべきミッションは?

2020年秋秋現在、もしサンアントニオ旅行の残り時間が少ないので4つの伝道所をすべて見る事ができない!という場合は個人的には、アラモ(超有名)とサン・ジョゼ(めちゃくちゃ綺麗)の2件をおすすめします。

アラモは言わずもがな超有名なので行かないという選択肢はありません。

ミッション・サン・ジョゼは建物の保存状態がとても良くて、写真を撮るのにも最高だと思います。

 

 

ミッション・コンセプションも本当ならおすすめしたいところなのですが、2020年10月現在は修復作業のために閉鎖されています( https://www.ksat.com/news/local/2020/01/05/mission-concepcion-closes-its-doors/ )。

しかし約300年間ほぼ修復や改変を受けず元の建築を保ったまま、アメリカでも最も古い教会堂の一つということなので、古い建築好きの管理人としては外観からだけでも一見の価値ありと思います。「中に入れなくても良い!」という人はぜひ行ってみてほしいです。

 

ミッション・コンセプションの公開状況については公式サイトから最新の情報を入手してください!

 

 

見学料は?

アラモを含め、すべてのミッションは無料で訪問できます。すごいぜ!

 

 

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サンアントニオの伝道所(ミッション)①アラモ(サンアントニオ・デ・バレロ伝道所)のみどころ

 

並ぶ様子

アラモへは朝のできるだけ早い時間にいくのがおすすめ。コロナ禍でもめちゃくちゃ並んでたので、通常ならもっと並んでるだろうなと想像できます。特に「この時間に入りたい!」という人はネットで事前予約しましょう!

ちなみに遊園地のアトラクション並みの行列ですが、見学は無料です。

 

コロナ対策として現在予約制&入場人数を制限していて、建物内に滞在できるのは30分間のみ。しかし建物自体は小規模なので、30分でも十分楽しめるかと思います。

 

アラモ

外観の彫刻、美しいですねぇ。

 

 

キーストーン

このキーストーンが建物の中でも古いらしい。San Antonio’s Historic Architectureによると、このキーストーンの彫刻の意味については色々と議論があるんだとか※1

 

 

教会堂の中は写真撮影ができません(なので内部の写真はないのね)。

アラモと言われていて現在見学ができる部分は、ミッション全体のうち教会堂にあたる部分です。

建物を見ると、上述のファサードの彫刻や、身廊の柱には上部にある繰形など、割と丁寧に作られているのかな?と感じる箇所もありつつ。

当初の計画にあったファサード両端の塔はついぞ完成しませんでした。

 

 

他にもアラモは解説が面白いです。完成された博物館というよりは、まるで考古学の現場にお邪魔している感じ。身廊から礼拝堂などをのぞくとシートが被せてあって作業が中断されているのがわかります。どんな修復をしているのか、何を保存しようとしているのか、について解説も詳しいので、キャプションを読むのも好奇心が刺激されますね。

 

 

サンアントニオの伝道所(ミッション)②ミッション・エスパーダ(Mission Espada)は管理人的にお気に入り

ミッション・エスパーダはサンアントニオのミッション巡りの最南端に位置します。

現在教会堂として残っている建物(上の写真)はもともとは聖具室(儀式で使う道具や宝物などを補完していた場所)だったそうです。てっきり教会堂が残っているのだと思っていたので驚き。

鐘楼は1780年に付けられました※2

 

内部

教会堂内部はこんな感じ。簡素ですが、現在も使われている建物です。写真撮る際は信者の方のご迷惑にならないように気を付けましょう。

 

 

緑の廊下

伝道所群のなかでは地味な方なんですが、個人的にはこのミッション・エスパーダ、かなりお気に入りの場所です。

 

 

緑の廊下

建物の内部もよく掃除されていましたし、廊下に緑がたくさん飾られていて、手入れが行き届いているなぁという印象。何とも幸福な気持ちになりました。私、良く使われている生きた古い建物とか教会堂がとても好きなのですよね。

 

 

サンアントニオの伝道所(ミッション)③ミッション・サン・ジュアン

サンジュアン

広い芝生の向こうにポツンと建つ白い建物、とても牧歌的な印象です。このミッション・サン・ジュアンも、残っているこの建物は元々は食物庫。教会堂ではなかったのですね!これもびっくり。

 

 

サンジュアン内部

内部はこんな感じ。ミッション・エスパーダもそうでしたが、天井は木造なんですね。当初から教会堂として作られたわけでは無いというのも関係しているのか、単純に費用の問題なのか…??

 

 

サンアントニオの伝道所(ミッション)④ミッション・サンジョゼ(Mission San Jose)は彫刻が最高に美しい

ファサード

ミッション・サン・ジョゼはとても美しいミッションです。別名「伝道所の女王」とも呼ばれるミッションだけあります※3

 

 

ジョゼ

正面入口の彫刻も豪華です。もりもり。このファサードは一部改変を受けている箇所があるものの、おおむね1768年~1782年頃の初期の初期の建築の状態を保っているらしい☆1

 

 

バラ窓

こちらとても美しい「バラ窓」も有名で、悲しい恋の物語が伝説として残っています。

 

 

ポリクロミア

南側の塔の基礎の部分にはこんな色彩が残っていますが、これは20世紀に入ってからの修復時のもの。Ernest Schuchardによって1927年から1932年におこなわれました。もともとはファサード全体を覆っていたそうです☆2

20世紀の修復も遺構の一部であるとかで、あえてこの状態で残しているんでしょうか?そうであるなら素敵。

 

 

サン・ジョゼ内部

内部はこんな感じ。ドーム部分はオリジナルが1870年に崩壊したらしいのでそれ以降の再建※4

 

 

回廊?

個人的に好きなのは、ここ。

 

 

アーチ

アーチが映えるので写真スポットとしてもおすすめ。

 

 

サンアントニオの伝道所(ミッション)⑤ミッション・コンセプションはアメリカ最古の教会堂?

コンセプション

ミッション・コンセプションの堂々たるファサード。2つの四角い塔と入口上部の三角形が幾何学的な印象です。

 

近所に住んでる風のおじいさん曰く「再建されていないアメリカ最古の教会堂」らしいけど、『San Antonio Architecture: Traditions and Visions』には「再建されてない最古のスペイン植民地建築」とあります★1。真偽は不明なので誰か調べておくれ。

 

 

入口

近づくと彫刻がとても繊細なのがわかります。教会堂が設立されたのは1731年ですが、この入口ができたのは1755年で、少し後の時代なんですって※5

 

 

入口

入口の彫刻はサン・ジョゼよりもモリモリしていなくて、もっと線的といえますかねぇ?

 

 

リス

暑さにリスも溶けるサンアントニオ…

 

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おわりに―ミッション巡りはサンアントニオ観光の目玉&コスパ最高

2年住んでいたにもかかわらず、なぜか一度も行ったことがなかったサンアントニオのミッション群。

世界文化遺産でもあるミッション群をすべて無料で入場・見学ができるというのは、かなり太っ腹かも。サンアントニオにお越しの際は、ぜひ街の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

 

参考文献

本記事内における「※」、「☆」や「★」のマークのある個所はそれぞれ下記の文献を参考にしています。

 

※T. Irwin Sessions, San Antonio Historical Architecture, 2015

1. p.13,  2. p.14,  3.p.17,  4. p.17,  5.p.11

 

☆The Art and Architecture of the Texas Missions

1. p.86,  2. p.86,   3.p.17,  4. p.17  

★San Antonio Architecture: Traditions and Visions

1. p.129

 

 

 


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