【フランスの陶器】アヌシーお土産に!サヴォアの伝統工芸の陶器はどう?
2021年1月23日旅先でお土産を選ぶ基準って、ありますか?
私の場合は気に入ったものであるはもちろん、
- その土地の特産品、またはそこでしか手に入らないレア感があるものであること。
- できるだけ日常で使用できるもの。
- 旅先の小さなビジネスを支えることができるもの。
以上のような3点を考えて、できる限りお土産を購入したいなぁ、と思っております(全てに徹底できてるわけでもないんですけど…)。
今回ご紹介するサヴォワイヤール陶器は、管理人としては理想的なサヴォワ土産です。
Contents
フランス・アヌシー土産にサヴォワイヤード陶器をおすすめする理由
自然豊かなサヴォアの思い出を素朴でかわいいお土産としてお持ち帰り。
とぼけたような鳥の顔、山の植物が、素朴でとにかくかわいい。一つ一つ手作業で描かれているので、どれ一つとして同じ柄、同じ表情のものがないので、自分だけの作品を選ぶ楽しさがあるのです。
それに、ツルッと滑らかなだけど、柄の凹凸を感じられる面…これが手に持った時になんとも馴染むのです。手にしたときのホッとする印象は、この地方の山々を眺めた時に抱く感覚に似ています。
そしてLa Poterie du Lacの作品の色味は、どこかこの辺りの風景を思わせる色味なのです。
湖の底のような深い青、アヌシー湖の透き通ったエメラルドグリーンの水面、野鳥の喉に見る橙色、西日に照らされた山肌のような淡い黄色…。
サヴォア/オート・サヴォア地方やアヌシーの旅の思い出に、ぜひサヴォワイヤール陶器をお家に連れて帰ってください。
超ローカル!なので旅行先の経済を回せる!
地元の人によってこの土地でつくられ、そしてこの土地で売られている超ローカルな作品。
昔からあるサヴォワイヤール陶器の工房で現在も残っているのは3つだけ。旅行先の経済回したいぜ!という人はぜひ。
意外とお手頃価格!
伝統工芸といえば何だかとても高価な印象。ですが私が行ったLa Poterie du Lacでは意外とお手頃。
作品の出来、完成度によって微妙にお値段が変わるようで、たとえば、私のカフェオレボウルは色むらがあるので7€、同じものでもこちらはムラがなく図案の形が鮮明なので10€。
予算に応じてお買い物するのもよし、ちょっとしたムラやズレをオリジナリティと見るもよしですね!
アヌシー付近サン・ジョリオ―(Saint-Jorioz)の陶器工房La Poteriere du Lacへカフェオレボウルを探しに
私が行った陶器工房は、アヌシーから車で10分弱のサン・ジョリオ―(Saint-Jorioz)近くにあるLa Poterie du Lacというところ。19世紀からアヌシー付近に窯を開いたそうです。サヴォワイヤール陶器の窯は今残っているのが3家しかなく、ここはそのうちの一つ。
表からは大変わかりづらく、Googleマップで事前に確認しないと見逃してしまいそうな様子。うっそうとした木々の間に密やかに”Poterie du Lac”と看板があります。
敷地内に入ってガラス窓からたくさんの陶器が並んでいるのが見え、そこでやっと「ここで間違いないんだな」と思えるのです。建物も時代を感じさせますねぇ。
サヴォワイヤール陶器はアヌシー市街にも売っているお店がありますが、ここPoterie du lacはこの工房でしか販売していないそうです(ご主人曰く、ちょっと前までは仲買人が来てたけど最近来てないとか)。市街地のお土産物屋さんではもしかしたら出会えないかも?というのも、希少価値を感じられて良いですね。
ちなみにこちらが私が購入したのはカフェオレ用のボウル。内側に絵柄があるのですが、のぞきながら朝食をとると今日も素敵な一日になりそうな気がします。私の最近の小さな幸せです。
友人への贈り物にフォークやナイフなどを置くもの(箸置きみたいなもの)も購入。素朴だけど鮮やかな色で、野の花が描かれていてかわいいのです。
La Poterie du Lacへのアクセス
Poterie du Lacはアヌシー湖の西岸、サンジョリオ(Saint-Jorioz)にあります。アヌシーからは車で20分ほど。車やタクシーなどに乗るのがおすすめです。
La Poterie du Lacの住所
916 route d’Albertville
74410 Saint-Jorioz
おわりに-サヴォワイヤード陶器で朝食のカフェオレが2倍美味しい(気がする)
サヴォワの陶器の話、いかがでしたでしょうか。
こういう地方独特の特産品の生活雑貨って素敵ですよね。
このような工芸品をお土産に持って帰るということは、旅の思い出と一緒に、旅した土地それ自体を家に迎えるということだとも思うのです。
それに地方特産の陶器って、なるべく訪問先&滞在先で出会うローカルなものに焦点を当てよう思っている当ブログにもピッタリの主題です。実はそんなことを思っていたんですよこのブログ…
この陶器のせいで「フランス地方の特産品である陶器収集」という新しい趣味に目覚めてしまったようですね…
管理人が実際に食べながら「お土産に良いんじゃね?」と思ったものを集めた記事はこちら