エクス=レ=バン(ミラボーからカジノ周辺)を散策しながらモヤモヤ考えた日記
2021年1月8日今回はエクス=レ=バンの街を散歩しつつ、最近色々思っていることとをつらつらと書いていこうと思います。
写真を多数載せつつ歩くので、Aix-les-Bainsの街中の景観を一緒に楽しんでくれる人にも、管理人のモヤモヤにお付き合いしてくれる人にも向けた記事です。
フランスはサヴォワ、エクス=レ=バンとはどんなところ?
Contents
エクス=レ=バン散策、Les Mirabeauから出発
今日のお散歩はレ・ミラボー(Les Mirabeau)から出発。ここは20世紀初頭に建設された建物みたいです(参照URL: https://patrimoine.aixlesbains.fr/references/IA73001079 )。
この真向かいにmontée des moulins(風車の坂道)という坂があります。
運と天気が良いと、この坂から遠くにdents de chat(猫の歯)という名前の尖った山が見えたり。dents de chatのある山脈はそのまま猫の山という名前らしい、可愛いよね。
ノートルダム教会堂を右手に、この坂道を下りましょう。
あ、寒いので昨日のスープを窓の外に置いていても大丈夫なのですね!
改めて、人種差別って駄目よな…と思う
義理の実家というか、義母側(とその夫)と色々あった話は以前書いた通りなのですが、落ち着いた今もやっぱり仲良くしたくはないし、できないよね、と思うのです。
先にこちらの記事を読むとわかりやすいよ!
差別って、絶対的に存在してはいけない思想だと思うのですよ。
世の中にはそういう言動や思想はたくさんあって、実際に言う人もいるし、自分自身もそのような言動をする可能性があるのは重々承知しているけれど。
でもだからと言って、差別=善行ではないでしょう。してよい行為・思想では断じてない。
基本的には、こういう思想は戦うべき敵で、自分がそこに加担していないか注意すべき行為で、もし差別的なことに加担した場合は、二度と繰り返さないようにすべきなのです。
エクス=レ=バンの旧国立浴場へ…
坂道を下って大きな道に出たら、これを右(南)に行くと、大きな建物が見える。
これがかつての国立浴場らしい(らしいというのは私がまだ調べてないのでそう書きますん)。この広場などがある周辺が1つ目のAix-les-Bainsのみどころだといえますね。
広場には古代ローマの門があります。
これが泉。ちなみにこの水は飲めます。温泉の水じゃないですけどね(って書いてある)。
私的にこの広場一押しはこの謎のパッチワーク的な建物。
市庁舎なんですが、正面に向かって右側に回ると、何やら巨大な組石、立派な控え壁が。裏側にはどうも三角形の破風のような痕跡が見えます。
そしてゴシックな感じの窓があったり…。気になりますねぇ。
それもそのはず、このパッチワークな市庁舎はかつて教会堂だったのです。火災などに見舞われ複数の再建を経て19世紀に再度立て直されますが、その時には既にこの教会堂では街の規模に合わなくなっており、教会堂としての機能は現在のノートルダム教会堂に移されることになりました(詳細は広場のディスクリプションにあります)。
「そういう人もいる」と受け入れるのはその場しのぎで楽だけど…
ところで。
差別的な行為をする人間が例えば道端ですれ違いざまにヘイトを投げつけてくるだけなら、その場で言い返すなりブログ書くなりして対処するのです。
でもそういう人間がもし家族だったなら…。そしてそのヘイトが自分に向けられるのであれば…。私は自分自身の方が大切なので、とにかく第一に関わらないようにします。
そういう人もいると受け入れるべき…という意見もあるけれど、私は断固拒否します。
だって、私のことを尊重しない人を「そういう人もいる」と受け入れることは、私が私自身を「尊重されない人間である」と扱うことです。人種差別をよしとする相手を認めるということは、人種差別的な枠組みに、被差別側自ら加担するということです。そんなねじれ、精神が病みます、お断りです。
街並みを眺めつつエクス=レ=バン駅へ
さて、カジノを右手にシャルルドゴール大通りを西へ進みましょう。この写真の右の建物、屋上があるんですかね?
この通りには結構よさげな建物が並んでいます。黄色いのとか。
なんかごちゃごちゃして忙しい雰囲気の建物とか。特徴的な建物を見ながら歩くのは楽しいですねぇ。
この通りの突き当りにはエクス=レ=バンの駅がありますが、駅周辺には特に見所は無いのでサラッと北上し、ヴィクトリア大通りから東へ戻りましょう。
曲がったあと1ブロック先にある郵便局が目印です。
私関連の事件以前の、夫と義母の関係性
…という訳で、私は向こうの旦那さんと葬式まで会うつもりはないのですよ。何をどういわれても拒否すると決めています。
なので交流するなら夫のみ行っておいで~!というスタンスなんだけど、さらにややこしいのは、そもそもかなり前から夫と義母の関係が微妙なんですよね。
なので、表面的には私がきっかけではあるんですが、何年もかけて地下で腐ったものがあったみたい。もうそれ私の問題じゃないやーん。
可愛い建物を発見し、カジノ周辺に戻る。
この通りにあるほぼ唯一の可愛い建物。最上階が木でできてて、サボワ風ですね。ちなみに今歩いてるこの通り、通りの向こう側(北側)は住宅街という感じで、観光地というより地元の人の生活の場、という雰囲気。
ヨーロッパのホテルを目印に右に曲がって、またカジノ付近に戻る。
通りの名前はヴィクトリア。写真からもわかる通り、由来はエクス=レ=バンに滞在したイギリスのヴィクトリア女王陛下。なんと19世紀の終わりごろに3回もエクス=レ=バンに滞在したんですって。
それを記念して女王陛下の像もあります。エクス=レ=バンはイギリスと縁があるのですねぇ。
エクス=レ=バンのカジノ付近の広場と素敵な建物(les hotels particuliers)
カジノ付近に戻ってきました。
先ほどは表の大通りを歩いたのですが、今はカジノ通りという細い裏通りを北に歩きます。ここも建物が可愛いんですよ。
色ガラスの窓だったり。
何の変哲もなさげな不動産屋さんの、
入口の上が面白かったり…
心惹かれるタイルがあったり…
さて、カジノ通りからDesqin通りに入ってさらに右(南)に行くと、広場のようになっている一角があります。
この辺りの建物も裕福な人の住まい(だった)ようで、なかなか素敵です。
窓の下に彫刻があったりして、豊かな資金力を想起させますよねぇ。
ノエル(クリスマス)時期はイルミネーションもあって雰囲気もなかなか良いのです。小さいお店もあるので、観光できた人にとっても歩いて楽しいかもですねぇ。
子ども可愛いけど、うちの夫婦は子供育てるのに向いてないよな…
そんなこんなで、ノエルのバカンスは義父一家のところに滞在してました。
義父の家には5歳児の義妹ちゃんがいるのですが、この子と交流しながら改めて思うのです、「やっぱりうちの夫婦には子供はいらないなぁ…」と。
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義父さん一家もちびっこ義妹ちゃんにかなり向き合っているのです。乱暴で野蛮な表現のあるアニメは絶対に見せないし、スマホ類もほとんど見せないし、𠮟るのにも段階明確だし、毎日かならず散歩するし。忍耐力すごいんですよ。家庭内で良い教育の方向にしようと思っている。本当に尊敬。
で、でも…です。
こういう向き合う努力を我々夫婦はしたくない。
子供を育てる日常というのは、つまり親の思い通りにならないこと日常ということ。大人が思うように子供は動いてくれないのが当たり前なんですよね。それでも向き合い続けなければならない。
その向き合い続ける努力よりも、夫婦2人で過ごす時間の方が私達には優先順位が高いんです。単に「子ども欲しくないなあ…」と思ってた以前より一歩進んで、具体的にこういう事が理解できてよかった。
おわりに―エクス=レ=バンの街中には素敵な建物も多いのね
さて、モヤモヤ散歩、いかがだったでしょうか。モヤモヤな部分も一緒に読んでくれた方は本当にありがとうございました(吐き出せてスッキリ★)。
街中を歩いてみると、エクス=レ=バンには意外と素敵な建物多く残っているのがわかります。街並みが美しいと散歩するのは楽しいですよね!
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