【ユヴァスキュラで住民登録】EU市民と日本で結婚した日本人、婚姻証明として戸籍が必要!【フィンランド生活】

【ユヴァスキュラで住民登録】EU市民と日本で結婚した日本人、婚姻証明として戸籍が必要!【フィンランド生活】

2021年7月10日 0 投稿者: goldeneuglena

お久しぶりの更新です~!今日は先日やっとユヴァスキュラ市の住民登録(仮)が完了したのでその報告記録です。

フィンランドに到着したら行政手続きとして色々やる事が多いんですが、居住市に届け出を出すのも必要です。

私の場合は、フランス人(つまりEU市民)の配偶者としてフィンランドに入国&滞在しているので、学生として、またはフィンランド人の配偶者としてフィンランドに来た人とはちょっと手続きが異なるかもしれません(必要書類とか)。その辺を考慮しつつ、本記事をご高覧いただければと思います!

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フィンランドに長期滞在するなら居住市に住民登録する。

在フィンランド日本大使館のページにも書いてある通り、フィンランドに長期滞在するなら居住する市に住民として登録する必要がある。>>在フィンランド大使館「フィンランドに到着したら

これはEU圏内からフィンランドに入国した人も同様に必要で、日仏夫婦の我々も両方とも居住する市での登録が必要です。>>DVVの公式ページはこちら

一般的に必要な書類についてはDVVに以下のように記載があります(以下引用です)。

  • When you request a personal identity code, bring the following documents with you:
    • your valid passport or EU citizen’s official identity card with a photograph
    • your residence permit card or some other proof that you have entered Finland legally
    • proof of work or studies performed in Finland (for example, an employment contract or a certificate of student status)
    • if necessary, the legalised, original and translated birth and marriage certificates and other official documents containing information that you would like the Digital and Population Data Services Agency to record in the Population Information System. 

(引用元:DVV”Registration of a foreigner in the Population Information System”)

(以上までが引用です)

見てわかるように、在フィンランド大使館が示す情報(旅券、滞在許可証、住所を証明する書類(賃貸契約書等)、アポスティーユ付きの戸籍謄本とその英訳)とは若干異なるんですよね。

とりあえず、登録する本人の情報と、家族連れの場合はその家族本人の情報、さらに家族間の関係性が公式に証明される書類(例えば婚姻証明書)が必要なのはわかります。

この登録によってPersonal Identity Codeがもらえます。

ちなみにこの登録、移民局で行う滞在許可証の取得の前にも可能みたいです。この場合は市側の登録は仮登録になります。働いてお給料もらう人は税金の関係上早めにが必要だと思うので、移民局の予約が先になりそうならサクッと市の仮登録に行くのも良いかもですね。詳しくは滞在する市にお問い合わせください。

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EU市民(フランス人)と結婚した場合の婚姻証明書は、最初に婚姻手続きを行った国発行の書類が必要!

さて、フランス人の夫を持つ私、ユヴァスキュラ市に住民として登録したい!

という訳で、それぞれのパスポート、夫の仕事の契約書、アパートの契約書、フランス発行の婚姻証明書(livret de familleの英語訳)をもってDVVに行きました。

が、結論から言うと、フランスの書類では受け付けてくれませんでした!

婚姻証明書の発行国とか、特に記載がなかったことに加え、私は夫のdependanceとしてフィンランドに滞在することになるのでフランス側の書類が良いだろうと判断したんですね。それが間違いだった!

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なぜフランスの書類では駄目なの?

なぜフランスの書類では駄目なのかというと…。

私達は結婚の手続きはまず日本でやってるですね。それをフランス側に承認されてたという形式。

ユヴァスキュラ市ではそれをさらに、フィンランド側でも公式に承認するという手続きをとるそうです。

なので結婚した日本の書類が必要なんですね。ちなみに日本&フランス&フィンランドと3か国で結婚記念日があるってことですね、ふふふ!

逆に言うと、フランスで結婚手続きをやった人はフランスの公式の書類でOKなんですね。

フィンランドに長期滞在する皆様、特にフィンランド以外の国出身の配偶者をお持ちの国際結婚カップルの皆様、必要書類にはお気を付けくださいませ~。

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フィンランド以外の人と国際結婚した夫婦がDVVに登録する場合の必要書類

では改めまして、我々のようなEU圏内出身者と日本人の夫婦でユヴァスキュラ市に滞在する場合の必要書類をまとめると、以下です。

  • パスポート(それぞれ)
  • 仕事の契約書(職場から送付される公式のもの)
  • アパートの住所がわかるもの(仮住まいの契約書を持っていきました)
  • アポスティーユ付き戸籍謄本のフィンランド語訳(※後述)

戸籍謄本とアポスティーユと翻訳

戸籍謄本はユヴァスキュラ市から「アポスティーユ付きで!」と念を押されました。そして大使館発行の戸籍謄本ベースの婚姻証明書では受け付けないとも明言されました。この辺は対応する市の窓口で異なる可能性があります。

またアポスティーユ付き戸籍謄本は翻訳する必要があります。日本語から英語かフィンランド語か、確かスウェーデン語もOKだったはずです。

戸籍を日本で翻訳する場合は、翻訳文書にもアポスティーユが必要です。

その場合、私的な文書である翻訳文書を公式な文書に有効化させる必要がありますので、公証人役場を通し、さらにそれにアポスティーユを付けるということになります。つまり、戸籍謄本+そのアポスティーユ&戸籍謄本の翻訳+アポスティーユ、ということですね。

ややこしいですね。この辺の情報については私は行政書士さんに聞きましたので、気になる方はぜひ専門家に聞いてみてください。

他にはフィンランドで、フィンランド政府公認の翻訳家を通してアポスティーユ付き戸籍謄本を翻訳してもらうという方法もあります。ユヴァスキュラ市の場合は、こうして作成される翻訳文書自体にアポスティーユは不要のようです。つまり、戸籍謄本+アポスティーユ+フィンランド政府公認翻訳文書ということになります。

費用的には私の場合こちらの方が安価でした。

なので私が実際にやった方法は、

  1. 行政書士さんに依頼して、アポスティーユ付き戸籍謄本を取得。

2.戸籍謄本がフィンランドに到着後、さらに在フィンランドの翻訳家さんに戸籍の原本を送り、公認翻訳を依頼

3週間ほどで手元にアポスティーユ付き戸籍謄本とそのフィンランド語訳が手に入りました。

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おわりにーフランスの婚姻証明書(livret de familleとか)でOKだと思ったんや…

何度も言うように、私達は日本人とフランス人の夫婦なんですわ。

だからさ、EU圏内だし、婚姻証明書ってフランスの書類で事足りると思っていたんです。市のサイトにも詳しい情報はないし…。

でも、ユヴァスキュラ市によると、婚姻証明書としては結婚した国で作成した公式な書類ではないと受け付けてくれないんですって!

フランス側の書類しか持ってなかった私達、もう真っ青ですよ!慌てて行政書士さんに連絡を取りまして、戸籍謄本を取り寄せたり翻訳の準備をしたり、色々と慌ててました。

日本人同士のカップルでもなく、日本とフィンランドのカップルでもないので、この情報に多くの需要はないかもしれませんが、私達と似た誰かの困ったことが少しでもクリアになると嬉しいです。

あ、この記事の他にも、カテゴリー「フィンランド生活」で右往左往しながらどうにか生活してますので、ぜひご覧ください!

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