【欧州ネイル事情】フィンランド・ユヴァスキュラのネイルサロンに行ってみた。
2022年10月27日先日、フィンランドはユヴァスキュラで初めてネイルサロンに行ってみました。
「海外のネイルサロンって、敷居が高い…」と思っている人も多いのではないでしょうか。確かに、語学の面でも不安でしょうし、技術的に満足いくのかというのも疑問。
そこで今回は、フィンランドのネイルサロンの実態を、実際に行ってみた体験を含めて記録したいと思います。
フィンランドでネイルサロンに行ってみたい!またはフィンランドでネイリストとして働いてみたいけど、実際どんな感じなんだろう?というネイリストさんの参考になると嬉しいです。
Contents
フィンランドのネイルサロンの予約とお値段
予約は多くの場合、サイトの予約フォーム
予約はサイトフォームから可能なサロンが多いようです。サイトはフィンランド語なので、不安な方はGoogle翻訳などを駆使して予約すると良いでしょう。
電話でもできますが、英語が通じるところが多いので意外とどうにかなりそうです。
意外と高くないかも?
フィンランドは物価が高い国なので、ネイルサロンについても同様に高額かと推測されます。たしかに円とユーロの為替で単純に考えても、ネイルサロンの価格自体は安くないかと思うのです。
でもこれハードジェルでの長さだしで、しかもフレンチですし。日本でも同じ施術内容で安くて1万円~1万5000円程度かと思います。
とすると、一概に高いとは言えないかもしれません。
フィンランドのサロン施術(長さだし)と資格
長さだしはハードジェルが主流、アクリルはマイナーらしい
担当ネイリストさん曰く、フィンランドのサロンでの長さだしの場合、アクリルはマイナーらしいです。
曰く、ネイルの先生はロシア人の方が多く、ロシアンマニキュアが主流だからじゃないか?とか。なるほど。
でもこの辺はサロンやネイリストさんによっても異なると思うので、フィンランド全土での傾向だとも言い切れないですね。
キューティクルの全切りとネイル資格
フランスのネイル業界だと、ニッパーを使ってキューティクルを切るには、美容の資格(CPAとか色々)が必要なんですね。ネイル技術のみのネイリストの場合、施術は爪表面に限定されているのです。爪表面に残っているルースキューティクルは押し戻したりワイプで除去できるのですが、爪表面ではない肌だったり小爪などへのアプローチについてはさらに美容資格が必要のようなのです。
じゃあ、私はフィンランドではどなんだ?と。これが気になったのでサロンに行ってみたようなもんなのです。
つまり、キューティクルや小爪を切る施術を行う必要があるのであれば、おそらく何らかの美容資格が必要なのではないか?と。
で、実際に行ってみたところ、今回行ったサロンでは、キューティクルの全切りはしなかったのです。一応担当ネイリストさんに聞いてみたんですが、切る場合も多いんだけど、個人的に好きじゃないそう。オイル塗るだけでも十分よ、とか。
さらに、フィンランドにはネイル技術者の資格はない。でもフィンランドは資格や学歴が重視されるし、視覚があった方がお客さんも安心するので、何か証明書があるとベター。なるほど。
つまりフィンランドでは、キューティクルの全切りはネイリストによってマチマチ(しなくてもいい)、ネイル技術者の資格も国によって決められたものがあるわけではない、ということですね。
施術時間はプレパレーション込みで2時間
時間はオフなしで、プレパレーションと、ハードジェルいよるフレンチでのエクステンションで2時間。
長くもなく、短くもなく。普通ですね。
おわりにー今回行ってみたフィンランドのネイルサロンの感想
最後に、今回行ってみたサロンの感想をまとめておきたいと思います。あ、念のために言っときますけど、すべてのフィンランドのサロンに言えるとは限りませんからね!
さて、私の体験したネイルサロン(というかネイリストさん)ですが、技術者的には、良くも悪くもおおざっぱな感じがします。
残念だった点から先に述べると、細部が粗いんですね。
端がガタついているので、やたらと髪や服に引っかかったり、スマイルラインの端の細いところを後でカラージェルで継ぎ足してたけど、地のハードジェルと白のカラージェルの色味が違うので違和感があったり、スマイルラインのカーブの位置がずれていたり。
でも、いい点もあって、横から見たフォームが結構きれいだなと思いました。あと小指の爪がポッキリ折れる以外はリフトもしなかったし。
フィンランドの市場がどの程度の規模なのかは不明ですが、技術的には日本のネイリストさん達ぜんぜん働けそうですよね。VISAなどの問題がクリアになれば行けそう。