フィンランドのネイルサロンで職場体験した話

2023年6月25日 0 投稿者: goldeneuglena

フィンランドの美容サロンで語学学校経由の職場研修してきました!

私はサロンでネイル研修生をやってきたのですが、この記事ではフィンランドのネイルと日本のネイルの違いや、どうやって職場研修行くん?みたいなのをわかりやすくお伝えできれば、と思います。

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どうすればフィンランドのネイルサロンで職場体験できるか

どうすればサロンで研修できるか、ですが、とにもかくにも当たって砕けてコネを作ることです。

私の場合はTE‐Toimisto(職安所)主催の移民向け語学学校に参加しており、そのプログラムの一環で研修に行くことになってました。

語学学校がCVの書き方や相談などサポートしてくれるとはいえ、研修先は自分で調べます。フィンランド語でCVを書いてメールを書いて送って、あるいは実際に行きたい場所に突撃してみて、または友達や知り合いのコネを頼って、自分でどうにか探します。

合計で3回あるこの職場研修、最初の2回は自分で連絡とってCV送って取ってきました。そして最後の研修にあたる今回のサロン研修では友達のコネで紹介してもらいました。

ちなみに、ネイリストとして働くだけなら学歴や許可証などは不要のようです。これは語学学校の進路指導やTE‐Toimistoのアドバイザーにも聞いた答えなのでほぼこれで間違いないでしょう(そう信じてますw)。

ただしネイル以外のサロンの施術(眉毛とか)については不明です。特にフットケアは衛生管理や筋肉や骨の勉強が不可欠なようで、私が質問した感じだとハードル高めのように感じました。

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フィンランドの私の研修先のネイルサロンメニュー

Geelilakkaus…いわゆるソフトジェルのネイル。ボトルタイプが多いようで、私が仕事してたサロンも同様にボトルタイプを使用。

Rakennekynnet…長さだし。10本+ワンカラーが基本でユヴァスキュラ市場価格は90€から。一本毎の値段設定はされていない場合が多い。

Omankynnengeelaus…自分の爪の上にハードジェルで補強し、カラーを施す。これは日本にはないと思う(トップで補強する場合が一般的かと思うんでね)。

アート…上記の基本コース+10€(私の研修先の場合)でフレンチ/ベビーブーマーなどのオーソドックスなアートの選択がある。またこれとは別に装飾少なめor多めという選択肢もある。

サロンの料金メニューとしては上述のように分かれているので、大まかにざっくりと使用するハードジェルの量の違いで料金が違う。

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日本とフィンランドのネイルの違い

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根本的に違うのは価値観ベースの手順

フィンランドのサロンで働いてみて思ったのが、全工程における爪の補強=ハードジェルの使用のタイミングが早い。長さだしにしても、最初にハードジェルでほぼ最終形態に近いフォルムを横顔含めて作ってしまう。

フィンランド(というか欧州といってもいいかも)では爪を補強したり長くし、すっきりとした形に重きを置いているからではないかと思う。

で、日本の場合はハードジェルの工程が遅い。基本的にトップにクリストリオを使うのが多いと思う。さらにベースからフォルムを意識していても、最終的なものはトップでできる。

長さだしでも、私が観察した感じだと日本のほうがハイポイントが低く、構造が若干薄いので、全体的にフラットな印象。

つまり日本のネイルの場合、フォルムの形成がネイルを作る全工程において比較的後で行われるんだと思う。

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日本の主流ネイル施術は自爪&ソフトジェル

私の個人的な感想なんだけど、日本の場合、ネイルに行くことがとても普及しているので、そもそも自爪の形が整っていたり、十分に長さがある人が多いし、このような割と爪のコンディションが良い人がネイルに行く、というサイクルができているように思う。

そして短すぎる爪や深爪の人はそれを得意とするサロンへ、というように、何となく住みわけがされているように思う。

で、たぶんこういう事情含めて色々あって、日本の今のネイルサロンはソフトジェルが主流。自爪にベースでサラッとフォルムを作り、アートやカラーを乗せ、さらにトップで最終的なフォルムを決める。フォルム形成が後で行われるからこそ、複雑なアートを乗せることができるんじゃないかと私は思っている。

このようにソフトジェルで仕上げる場合、基本的にはセルフレベリングを利用してフォルムを形成するので、形を削り出すことはなく、完成された爪はつるんと自然な形である傾向。サイドウォールに多少の丸みがあっても、全体的にちゅるんとした感じなら許される。

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フィンランドはハードジェルですっきりしたフォルムを

これも私の感想なんですけど、なんかね、年がら年中ソフトジェルで自爪にネイルしているという人が日本と比較して少ない。そして短い爪の人が日本と比較してとても多いような気がする。

そんな短い爪のお客様でも、春夏は美しく長い爪を装着して楽しみたい、という需要がある。なのでハイシーズンの春夏は深爪であれ貝爪であれとにかく爪を作るということをしている。

そういう事情があってかなくてか知らないけれど、フィンランド(というか海外というか欧州というか)のネイルは日本のネイルよりもより全体的に建築的というか構築的というか、クリーンな土台作りが重要っぽいのだ。ハードジェルで土台をいかに美しく作るかが勝負で、トップでフォルムを整えるということはほとんどしない

さらに鶏と卵なんだけど、後述のようにワンカラーなどのシンプルなネイルを好む人が多いので、土台からは逃げられないのだ。構造が甘いとそりゃもう不格好。削りで土台を磨き上げてこそ、引き立つシンプルなネイルという感じ。

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おわりにー次はフィンランドのサロンでTyökokeiluに行きます!

そんな感じで一か月の語学と職場の研修は終わったのですが、なんとね、ボスから「働かない?」って誘われまして、同じ系列のお店の別店舗でまずは研修からスタートすることになりました!

うまくいけばその後フリーランスで働きます。

ではでは!

関連記事:語学学校行ってみた感想まとめはこちら!

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