テキサス州サンアントニオからヒル・カントリーに日帰りドライブ旅行記
2019年10月15日当記事は、テキサス州サンアントニオとオースティンの間に広がるヒル・カントリーへの日帰り旅行記です。管理者が住んでいるサンアントニオ市からレンタカーを借りて行ってきました!
(2021年現在はフランスにお引越ししました)
旅行記ですので、日記のように主観や印象を織り交ぜながら記載していきます。プラクティカルな情報は内容ごとに別記事にまとめ、記事中にリンクを張ります(予定)。
目次もつけておきますので、コロナ禍の暇つぶしになれば幸いです。
Contents
ストレス解消にドライブに行きたい!テキサス州サンアントニオからヒル・カントリーへのドライブ
灼熱のテキサス州サンアントニオも、10月には至った現在は秋の空気!特に朝晩は冷え込むのでクーラーの電源OFFでも過ごせる日々が続いています。
しかし昼間は未だに日差しも強く、夏のようなお天気で、そろそろこのお天気にも疲れてきました。溜まった夏の疲労感が今になってきたような…身体がだるい感じもしますし、精神的にも何か打開策が欲しい気分。
配偶者氏も似たような感じらしく、アメリカは3連休もあることですし、久しぶりに車を借りてどこかへお出かけしましょう!
…ということで、今回の旅行の目的は2つ。
- 自然に触れてリフレッシュ!
- 写真を撮りに行きたい!
あまりアクティブに遊びまわらず、空気の綺麗なところで呼吸をしたい…そんな日帰り旅行です。
まずは車を予約&今回行ってみる場所の候補
今回検索してわかったのですが、空港を除くサンアントニオ市街には、メジャーなレンタカー会社が少ないのでしょうか。前回のヒューストン旅行で借りたThiriftyは空港にしかありませんでした。
一度使ったことのある会社の方がなじみがあった良いなぁとも思ったのですが、空港まで行くのは面倒ですし、今回はアパートの近くの会社で借りましょう。
職場の方に、レンタカー会社の評判を聞いてみたらまずます良さそうです。よかった。
また今回行ってみる予定のところは、以下の4つ。
- ナチュラル・ブリッジ・キャバーンズ洞窟(メイン)
- ヤコブの井戸
- キャニオン・レイク
- グアダループ・リバー・クロッシング
など。
ヒル・カントリーには夏場は泳げそうな場所が多いのですが、今回の目的は、自然の中でデトックス&きれいな写真を撮ること!良い写真が取れれば、読者の皆さんにもお裾分けできるし、楽しみです。
サンアントニオ市内でレンタカーを借りていざヒル・カントリーへ出発!
10月12日土曜日、8時頃。少しひんやりとした空気の中、自宅の近くにあるレンタカー会社にバスで向かいます。
前日(金曜日)はここサンアントニオは20度を下回っており、秋を通り越して冬が来てしまったかと驚いていたのですが、ドライブ当日はそこまで寒くなく一安心です。
さて、レンタカー会社に到着。手続きも非常にスムーズです。
本日のお車は、ヒュンダイの白いセダンです。最近の車は、死角から車が接近して来たらミラーが光るんですね。すごいなぁ。
工程と所要時間を計算したところ、洞窟のツアーの時間をできれば予約時間よりも早めたい…というか早めないと上述のポイント全ては回り切れない…ということが分かっていたので、早い時間のツアーに変更できるか窓口で確認しなければなりません。
そんなことを考えながら、サンアントニオ市の北部へ車を走らせます。天気予報では、曇りのち晴れ。雨は降らないようですが、薄く雲が広がっています。
ナチュラル・ブリッジ・キャバーンズ洞窟へは、サンアントニオのダウンタウンから車で約30分から40分ほど。
出発から既に2回ほど、私たちから見ると割と無理してる車線変更に遭遇して、ちょっとヒヤッとしたり。でもヒューストンに行ったときよりは圧迫感を感じませんでした。今回は事故りたくないぞ(別窓でヒューストンで事故た時の旅行記が開きます)…。
ナチュラル・ブリッジ・キャバーンズ洞窟が圧倒的な迫力!
10時頃に洞窟に到着。
まだ結構寒い。そして相変わらずの曇天。洞窟を出るころにはちょっとお天気回復してくれることを願って、チケット売り場へ。今回は無事、早い回のツアーに参加できることに!ラッキー!
早速洞窟の感想なのですが、…まるで劇場か宮殿にでも入ったかのような印象でした。すごかった。
そびえたつ鍾乳石の迫力、思わず感嘆をもらしてしまうほどの巨大な空間。
乾いたテキサスの台地の下にこんな地下世界が広がっていたなんて…最初に発見した人はどんなに驚いたことでしょう。
洞窟というと暗く狭い場所に潜り込むような感じがすると思うのですが、この洞窟は遠近感が狂うほどの巨大な空間の印象が強く、人間が干渉できない別世界に招待されているかのような、迷い込んでいるかのような、そんな気分になります。
時々きらきら光るところがあるのですが、クリスタル化している鍾乳石だそうです。圧力が加わると結晶化するけど、どの程度の圧力でそうなるのか、条件は不明とのこと。
サンアントニオ観光にお越しの際は、ぜひツアーに参加してください。本当におすすめです。
もっと洞窟の写真を見たい方はこちらの記事もどうぞ!
【Go San Antonio Pass対象】テキサス最大級の地下世界!ナチュラル・ブリッジ・キャバーンズ洞窟(鍾乳洞)がサンアントニオ観光に本気でオススメ!
昼食後、Guadalupe River Crossingを通過してみた。
昼食は例によって、ワタバーガー(笑)
レジのお兄ちゃんがえらいフレンドリーな人で、面白かったです。日本人です~フランス人です~というと「ようこそ!!!」みたいな感じで歓待されました。私たちが出会ったテキサスに住む人々はこういう人が多い。外国人として扱われることに、在住歴が長い人は色々思うこともあろうなぁとも想像するけれど。
さて、ワタバーガーから今度は、Guadalupe River Crossingという場所へ行ってみました。行ってみましたというか、正しくは通り過ぎました。
Googleマップによると「景勝地」とあるのですが、何せ駐車場がなく、路肩も駐車禁止(見たところ、明らかに駐車場として使われている痕跡はあるんですが)。私たちが行ったときには幸いにも車通りが全くなかったので、減速しつつ、窓からササッと撮影。
確かに綺麗ですが、ゆったりするのにこんなに不向きな景勝地はないでしょう。もし行かれる場合は、停車や写真撮影に関しては自己責任でお願いします(あんまりおすすめしない)。
ヒル・カントリーの美しい景色を眺めながら、次の目的地へ
そしてこの辺りはヒルカントリーと呼ばれるだけあって、小高い丘が連なる景色。道路も丘に沿ってアップダウンを繰り返しながら進みます。
道が高台の頂点に達すると突然に視界が開け、眼下に青々とした木々、そして遠くに山が。一気に視界が開ける瞬間、何とも言えません。ハッとして心が奪われます。
私たちが通った道は、Guadalupe River Crossingからジェイコブズ・ウェルまでの、RanchロードやMarketロードです。道が上下するたびにこの景色を望むことができます。
またこの美しいパノラマを拝むには、目の前がフロントガラスである必要がありますので、ぜひ運転手になるか、助手席を勝ち取っていただきたいですね!
秋のヤコブの井戸(ジェイコブズ・ウェル)は写真撮影に向いている。
Guadalupe River Crossingから東へ約1時間ほどでジェイコブズ・ウェルに到着します。
途中通った住宅街の庭にシカの群れがいたりしましたが、事故ることなく無事に到着。
やたらと滑る岩場を抜けると、透明な水をたたえたヤコブの井戸がぽっかりと口を開けていました。
吸い込まれそうなくらい奥は暗く、どこまでも澄んでいます。
人間の目ってすごいですよね。頑張って写真を撮っても、肉眼で見た方がはるかに美しく見えてしまう。
目の前のヤコブの井戸を写真で写し取ることが難しくて、この写真も何度も取り直したんですが…難しいです。もちろん私の写真の技術が低いせいもあるんでしょうが、この自然の傑作はぜひ現地で確認していただきたい。
井戸の周辺も美しい。空が映り込んでいて、ひたすらに透明な水。魚も何匹か居ました。その姿もはっきりわかる透明度。
遊泳期間は9月までで、10月になると人も少なく静かです。人気スポットにもかかわらず、くだんの井戸は意外に小さいため、おそらく夏場はかなり混雑することでしょう。水遊びよりも写真…という人は断然、秋がオススメです。
ジェイコブス・ウェルの写真をもっと見たい人はこちらもどうぞ!
キャニオン・レイクは夕暮れが美しい!
さて、ジェイコブズ・ウェルから僅かに南下してキャニオン・レイクに向かいます。
キャニオンレイク、実はあまり期待していなかったのですが、とても美しい湖ですね!
水も透明度が高く、独特の淡水のにおいも非常に少なく、風が気持ちが良い。なんか、深呼吸できてる感じ。
いつもそれほど大きなストレスもなく、淡々と生きているつもりだったけれど、こういうところに来て「呼吸ができる」と感じるほどには、日常はそれなりに精神を圧迫していたのかも。
いいところだなぁ、キャニオン・レイク。犬の散歩してたおじさんが「平和的」って言ってたんですけど、まさにですね。
沈む太陽を眺めたら、そろそろ家路につく時間。
キャニオンレイクから約1時間でサンアントニオの我が家に帰ります。暗い中ドライブするのも好きです。車のランプがキラキラしてるのが綺麗。街の夜景が見えるわけでもないんですけど、好き。
おわりに-翌日…サンアントニオで車を返却しにレンタカー会社へ
車の返却は翌日12時まで、ということでレンタルしていました。
さて、10時20分頃に返却しに行くと、窓口でとてもスムーズに返却が終了。確認すると何故か、当初の予定より安くなっており、デポジットの返却金額が想定よりも増えていました…!
私たちもどういうシステムで安くなったのかよくわかりませんが、棚ぼた的なラッキーさです。嬉しい。
ストレス解消のための日帰りドライブ旅行、思わぬ幸運で幕を閉じることと相成りました。
配偶者氏も、ヒューストン旅行の時よりも運転が楽だったそうで、良い休暇になったそうです。彼曰く「ヒューストン周辺は運転の粗さが目立つ気がする…サンアントニオ-オースティン周辺は、他の車からのプレッシャーが少ない気がする」とのこと。あくまでも個人の印象だけど、と。
計画時は、結構予定を詰めていたので日帰りでどこまで楽しめるかちょっと不安だったのですが、意外と回れました。それにヒルカントリーの自然は美しく、本当に大満足でした。サンアントニオやオースティン周辺にご旅行の際は、都市観光だけではなく郊外の自然を散策に出かけるのもオススメですよ!
タグ#旅行記からは、ヒューストン、カンクン(メキシコ)、ルイジアナ州などへの旅行記が読めます。
さらに、サンアントニオの観光情報や
アメリカ生活情報も書いてます。
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