【コロナ禍】お引越し!アヌシー(フランス)からユヴァスキュラ(フィンランド)への入国記【PCR】
2021年5月2日2021年も5月に突入しましたが、依然としてCovid-19のパンデミックは落ち着きを見せません。そんなコロナ禍の最中、2020年10月にアメリカはテキサス州サンアントニオからフランスに引越してきた我々夫婦ですが、なんと2021年4月、フィンランドに再度お引越ししてきました!
という訳でこの記事では、コロナ禍の西ヨーロッパはフランスから、コロナの影響が比較的少ない北欧フィンランドに移動した際の記録を共有していこうと思います。
Contents
フランスからフィンランドへの入国する準備(PCRなどの陰性証明)
私達が住んでいたフランスのアヌシーは、パリよりもジュネーヴ(スイス)の方が近いのでジュネーヴ発の飛行機でフィンランドに行くことにしました。
全経路は、
アヌシーからバスでジュネーヴへ→ジュネーヴから、アムステルダムを経由してヘルシンキへ飛行機で→タクシーに乗ってユヴァスキュラへ。
2021年4月現在、フランスの一部地域からスイスに入国する人は、飛行機・車どちらで入国するにしてもPCR検査の陰性証明が必要になります(仏外務省:スイス)。スイスに行くのにPCRテストが必要なフランスの地域のリストはスイス保健省のこちらのページをご確認ください。
幸い、アヌシーのあるオーヴェルニュローヌアルプは対象とされていませんね。
しかし飛行機に乗る場合、72時間以内にPCR検査で陰性である証明が必要です。以上の3か所で陰性証明を提示する必要があります。
- ジュネーヴからチェックインする時
- トランジット先のアムステルダムから搭乗する時(在オランダ日本大使館のページ)、
- フィンランドに入国する際(入国規制については5月25日まで延長。詳細はフィンランド入管の公式サイト。
という訳で、フランスからフィンランドに飛行機で行く場合、出発時・トランジット先・入国時に何らかのCovid-19検査の陰性証明が必要です。航空券の予約の際は、検査結果が有効である日数(時間)とトランジット含む発着時間の計算をしましょう。ヨーロッパ内なら移動に時間もかからないので大丈夫だとは思うのですが…。
フランスでのPCR検査
フランスでは予約なしで検査場でPCR検査ができます(ラボの場合は予約が必要な場合が多い)。検査結果は早ければその日の夜から翌日の午前中には届く場合が多いようです。私達の場合、午後に検査を行い、翌日の午前中には検査結果が届きました。
必要な持ち物は、Carte Vitaleのみ。他に連絡先として、メールアドレス、電話番号(夫と同じ番号でもOKでした)、住所を尋ねられます。マスクについて、私は布マスクで行きましたが大丈夫でした。
PCRは2つの鼻の穴で行われました。口元をマスクで多い、鼻だけ出した状態で、看護婦さん?的な人にやってもらいます。かなり奥まで突っ込まれますが、耐えましょう。
フィンランドに入国が可能な場合の必要書類
現在、フィンランドに入国できる外国人は、入国する必要がある人や居住している人に限定されています。
なので仕事の契約書に加えて、フィンランドの入国管理局が許可する旨の書類が必要です。これらはフィンランドの受け入れ先が作ってくれます。
また上述のPCR検査結果も必要です。
さらに、フィンランドに入国する人の配偶者、家族、パートナーである人は、その関係性を証明する書類の原本と英訳を用意しましょう。私たちの場合は、フランスのlivret de famille(家族手帳、公的なもの)とその英訳を持っていきました。
余談ですが、私はEU市民(フランス人)の配偶者なので、日本国籍であってもフィンランドのビザは必要ないようです。これは例えば、フランス国内で滞在許可証を更新したり、引っ越した際に住所変更するようなものと同じで、フィンランドで入国後に移民局に登録&滞在する街(ユバスキュラ市)に居住者として登録すれば良いようです(到着後の行政手続きについては別記事にまとめる予定)。
上述の検査結果も必要ですのでお忘れなく。
【2021年4月】アヌシーからジュネーヴ、アムステルダム経由でフィンランドへ【入国記】
アヌシーからジュネーヴへ
早朝にアヌシーからバスに乗り、スイスのジュネーブへ。外は真っ暗です。スイスとの国境を超えるために検査結果が必要かな?とも思ったけど、バスに乗る際は特に確認もされませんでした。
上述したように、アヌシーがある地域圏はスイス側の規制対象ではなかったからと思います。
ジュネーヴ空港
ジュネーヴ空港に到着。
ジュネーヴ空港では諸々の書類をチェックインの時に確認された。「何の書類が必要?」と聞くと、係員の人は「ぜんぶよ~」と。コロナのせいで、必要書類も規制も変化が激しいからね。でも搭乗手続き自体はとてもスムーズ。
ジュネーヴ空港は、早朝の便だったからか、人が少ないですね。レストランも開いてない。朝食を取れなかった胃袋がぎゅるぎゅる鳴る。この人の少なさは時間帯の問題なのか、コロナ禍でしょうか。
ジュネーヴからアムステルダム行きの機内
空港には人がいないけれど、機内はほぼ満席!人が多い!!!これにはびっくりした。なのでもちろん座席の間隔をあける措置なんてないのです。
機内ではサンドウィッチと飲み物の提供がありました。サンドウィッチは卵サンドでした。お腹空いた私、なんでも美味しく食べるよ。飲み物は温かい飲み物もあればジュースもありました。
トランジット先のアムステルダム空港に到着
さて、アムステルダム空港ですが、ジュネーヴ空港と違って普通にレストランもオープンしてるし、人も多い!混雑具合は到着した時間帯によって違うんでしょうか。コロナ禍でも結構な賑わいです。
ヘルシンキ行の飛行機を待ってる間、私だけ呼ばれてPCR検査結果の確認されました。これは上述のオランダのページにあるように、トランジットであっても72時間以内の検査結果が必要、という施策に基づいてると思います。
ちなみに、出発地が同じEU市民夫はここでは検査結果の確認をされてませんでした。国籍ごとに違うんでしょうかね。
アムステルダム空港で軽食を購入、機内でも同じサンドウィッチ
アムステルダム発の機内もほぼ満席でした!まるでコロナがなかった頃のよう…。
アムステルダム発の機内でも、ジュネーヴ発のと同じサンドウィッチがもらえます。空港で軽食を購入しておいたのですが、必要なかったかな?と思いつつ…。
ヘルシンキ空港に到着後、ユヴァスキュラへ
ヘルシンキ着、コントロールの手前でCovid-19についての説明&手続きブースがありました。連絡先、最終目的地で滞在する住所を書類に書きます。
最終目的地がヘルシンキの場合、ヘルシンキで一時隔離措置やらPCRやらなどをとるんだけど、私達の場合はユヴァスキュラに行くので、ヘルシンキでは特に何もしてないです。
コントロールへは、夫と2人一緒に行きました。パスポートと検査結果に加えて、夫の職場の契約書やら入国の許可証(職場につくってもらうもの)、結婚を証明する書類など、全部まるっと提出しました。
コントロールの人の雰囲気が厳しそうで、ここが一番緊張しましたね…。
ヘルシンキから最終目的地ユヴァスキュラへ
到着後PCRテストの陰性をまだ持ってない私達は、ヘルシンキからユヴァスキュラへ行くのに公共交通機関の利用ができません。なので夫の職場が予約してくれたタクシーで行きます。3時間超、400€です。
白樺の木々や、湖を眺めつつ、無事にユヴァスキュラに到着です。タクシーの運転手さんが英語で頑張って話してくれていい人っぽい雰囲気だったり、途中で凍った湖を見たりして、北欧に来たことを実感しました。
おわりにー到着したフィンランド中部ユヴァスキュラのコロナの状況
最終目的地であるユヴァスキュラのCovid-19の状況(2021年4月現在)は、フランスの状況と比較してとても良いみたいです。フィンランド全体でみても、死者数はすごく少ないんですね。
ユヴァスキュラのレストランでは店内飲食できるみたいでビール飲んでる人もいるし、テイクアウト可能なレストランの数が逆に少ないくらい。3回目のロックダウンのあったフランスから来た身としては、とても開放的かつ平和的な印象でホッとしました。
街中はマスクしてる人も多いですし、建物の中ではマスクしてるんですが、屋外ではマスクなしの人も多いです。もうすぐ夏ですし、フィンランド滞在を楽しめると嬉しいなぁと思っています。
また、今後はタグ#フィンランドや、カテゴリー「フィンランド生活」または「フィンランド旅行」に記事が増えていくと思われます。フィンランドの等身大の情報に興味のある方はぜひ、ご高覧ください!
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