
北欧在住2週間の私が記録!フィンランド・ユヴァスキュラの第一印象と謎
2021年5月7日前回の記事で、フランスはアヌシーからフィンランドのユヴァスキュラという街にお引越ししたということをご報告しました。
今回は、フィンランド到着後2週間という超初心者の視点で、率直にフィンランド・ユヴァスキュラに対する第一印象を記録してみようと思います。はたして、この第一印象は今後どのように変化するのでしょうか。
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ユヴァスキュラというフィンランド中部の街の印象
ほんのちょっと前まで住んでいたアヌシーは大きくはない街の中にぎゅっとものが詰まった場所で、目的もなく街を歩いても、それなりに目を楽しませてくれる街なのです。

それと比べるとユヴァスキュラの街は、特に私のような古い建物が好きな者の目には、一見するとどこかそっけなく映ります。なんというか、アメリカの地方都市っぽいというか、いやでも、日本のベッドタウンっぽいというか、サッパリしているんですよね。

このようなユヴァスキュラの印象は、街中なのに道はすっきりと広く整っており、路上も清潔な印象で、新しくてマッシブな四角い建物がポコポコとそれぞれ独立して建っているという街と建物の構成に由来すると思われます。通りに面して、古そうな見た目の建物が肩を寄せ合っているフランスの街とは異なりますね。
パッと見ではそっけない雰囲気のユヴァスキュラの街ですが、雰囲気の良さそうなカフェやレストランもあるのです。この街は外観だけ眺めるよりも、もっと内側に踏み込んだ方が面白い街なのだろうと推測しています。
さらに、趣深い建物もいくつか残っているようなのです。ユヴァスキュラと言えばアアルト建築が有名ですけど、私個人としてはアアルト以外の建築が気になるので街歩きして探したいと思います。
建物は窓が3重で防寒は最優先事項?
ユヴァスキュラのアパートに到着して驚いたのが、どうも床暖房が入ってるっぽいこと。床が暖かいんです。さらに木造フローリングが気持ちが良くて、裸足でウロウロしています。
バルコニーも予想以上に広くて嬉しいのですが、なんとガラス張り。手すりと天井の間に全面ガラスが入ってるのです(取り外し可能らしい)。
夫が想像するに、「冬場、バルコニーに雪が入ってくると面倒だからじゃない?」とか。確かに、フランスはアルプスのアヌシーでも、ガラス入りバルコニーは時々見かけます。天気が良いとバルコニーは気持ちが良いです。ちょうどガラスで強風がさえぎられているんでしょう。

さらにバルコニーと室内の間のドアは、全体として3重なのです!つまり、バルコニー側(外)にドア1つ、内側にドア1つ、そしてこの内側のドアのガラスが2重になっているという訳です。また家の窓ガラスは全部2重。さすが寒い国の建物だ…!
ユヴァスキュラの湖周辺はとても気持ちが良い!

ユヴァスキュラはフィンランドでも湖が多い地方にあり、街の中心部も湖にほど近い位置にあります。
ユヴァスヤルヴィという湖の近くを散歩してみたのですが、太陽もいっぱいでとても開放的!芝生エリアや遊歩道が整備されていて、素敵なところでした。

湖にはレストランになってる船だとか、帆船とか、小型の船もあれば、なんと水上モバイルハウスなんかも停泊してて面白いです。確かに、これほど湖が多い場所なら、水上で生活しない理由がないのかもしれません。
でも湖の水、黒っぽいんですね。ルイジアナ州のポンチャートレイン湖を思い出しました。湖は泳げるとのことなので、水質が悪い訳では無いと思うのですが、ミネラルが多いとか、時期的なものでしょうか(雪解け水とかね)。
さすがフィンランド、22時頃にやっと暗くなるし、4月末に雪が降る
ユヴァスキュラ到着後1週間近く、ほとんど曇天でした。さらに4月末なのに、とても寒くて雪がちらついてました。ヘルシンキからの移動の途中で車窓から湖が見えた。4月末なのに未だに凍ってるものもあって、やっぱり北欧は冬が長いんだなぁと実感しましたね。

また現在の日没は21時半頃、その後も薄っすら明るくて、本格的に暗くなるのは22時以降という感じです。これも「北欧だ!フィンランドだ!」という感じでテンションが上がります(笑)!
これから夏になって、暖かく日も長くなるのはとても嬉しいのですが、一方で冬を怖がっています…。日光のようなランプを購入した方がよいのでしょうか…。
公共バスが比較的高額、でも清潔できれい!
ユヴァスキュラ市には市が運営するバスがあります。テキサス州サンアントニオにもフランスはアヌシーにも路線バスがありましたが、車内の印象は圧倒的にユヴァスキュラのバスの方が綺麗!
ただし運賃が結構高くて、運転手から購入する片道チケットで3€。アプリやカードを使えばもうちょっと安くなります。それでも2€ちょっとすると思うので、サンアントニオを思い起こせば高いですねぇ。
ちなみにアメリカはテキサス州サンアントニオのバスの記事はこちら!
フランスはアルプスの街アヌシーのバスはこちら!
フィンランド(ユヴァスキュラ)の物価は高い?スーパーの食料品とレストランの印象
レタスなどの葉物野菜が高いかも?
4月末のレタス(icebergという名称の、いわゆる日本でも売ってる色の薄いパリッとしたレタス)の価格は、フランスで1玉1€。一方同時期のフィンランドでは1玉安くて2€ときたもんだ!!!!LIDLというドイツ系激安スーパーで2€弱、フィンランドのスーパーなら2€は余裕で越えるんです。
バタヴィアなどのふわっとしたリーフレタスはもっと高い。
キュウリも、フィンランド系スーパーではフランスの約1.52倍のお値段。
全てのお野菜や果物が効果なわけではないのは助かりますが、葉物野菜が高いとなるとサラダを作るのに困りますねぇ…時期的なものだと良いなぁ…。
食肉はテキサスやフランスより安くはないけど、日本よりは安価?
我が家はそれほど経済的に豊かではないので、「何はともあれ、最安値!!!」という臨戦態勢でスーパーに出陣しています。
で、行ってみたフィンランドのS系スーパーPrismaとか、デパ地下っぽい食料品店では食肉が高いですねぇ。1キロあたり安くて8€弱。しかも鶏肉も豚肉もこのお値段。
激安ドイツ系スーパーのLIDLさんでは、これより安いお肉が種類は少ないですが、あります(でも脂が多かったりするので購入時は要確認)。
サンアントニオは500g(正しくは450g程度)で2$くらいのお肉もあったし、フランスももう少し安いものがあるので、フィンランドのお肉はちょっと高めだなぁという気がします。
日本だと肉類は100gあたり98円とか、安くて88円とか…それを思うと、日本よりは体感的に安めかなぁ、とも思うのです。
あ、ちなみに1€も1ドルも、体感の価値観としては100円くらいだと感じており、それを元に感覚的に安い高いと言ってます。厳密に計算するとまた違った結論かもですね。
ということは、フィンランドの肉の価格は、日本より安く、しかしサンアントニオよりは高い、ということなんだと思います。
ユヴァスキュラのレストランで2人分、安くて30€くらい?
フィンランドは物価が高いという話でしたが、レストランは安くて2人分30€程度のようです。
でもこれ、テキサス州サンアントニオでも、フランスでも、そこまで変わらないと思います。北欧のレストランがぶっちぎりで高いという訳では無いかと。
日本と比較するとそりゃ高いんですけど、そんなもんよね~という印象です。
おわりにーフィンランド中部ユヴァスキュラの謎
フランスからフィンランドに引っ越してきた第一印象をまとめてみました。
欧州内での転居ではありますが、やはり初めての土地です。私達夫婦の目には真新しく興味深く見えるものが多くありましたので、この発見を記録しておきたくて記事にしました。
これから何年かお世話になるので、きっと慣れたり馴染んだりすればその都度印象が変化するのでしょうこれかららユヴァスキュラの街を好きになれれば嬉しいです。
最後に、いくつかの謎を記録して終わりたいと思います。
ヨーグルトの容器の謎
プレーンのヨーグルトは牛乳と同じ1リットル紙パックで売っているのです!これはそのまま注げるので、最初はとても便利だと思いました。
しかし問題はおわりかけ。全部綺麗にこそげおとして食べきりたい私としては、牛乳パックの形状はゴムベラで中をこそげおとすのが難しいなと思うのですが、どうやるのが簡単なんでしょう。
フィンランド建物の謎
これはユヴァスキュラ独特のものなのか、フィンランド的なものなのか、あるいは他の国でも見られるのかわからないのですが、ビルの上に偽物の鳥が飛んでいます。ワイヤーでつながれているんですが、見た目は本物の鳥そっくり。これは鳥除けなんでしょうか。私の経験としては他の国ではみたことが無いです。
またトイレや浴室の手洗い場の横についてる、シャワーヘッドのようなものは何なのでしょう。確かドーハ(カタール)のトイレで洗浄用のシャワーヘッドを見たことがあるのですが、似たような用途のものでしょうか。
では、今回はここまで!読んでくれてありがとう!
フィンランドについての記事は、タグ#フィンランドにまとめています。これから増える予定なので、ぜひまた遊びに来てね!