【体験記】フィンランドのアークティック・リゾートでグラス・イグルーに宿泊してみた【正直な感想】

【体験記】フィンランドのアークティック・リゾートでグラス・イグルーに宿泊してみた【正直な感想】

2022年3月14日 0 投稿者: goldeneuglena

フィンランドでオーロラを観れるホテルを検索すると、すぐに出てくる有名な宿泊先、アークティック・リゾート。

ガラス張りのドームが特徴のグラス・イグルーは、アイコニックな外観からも「一度は泊まってみたい!」という人は多いのではないでしょうか。

今回実際に宿泊してみた管理人としても、やはりグラス・イグルーはおすすめです。

ベッドに横になると目の前に星空が広がり、もうとにかく迫力満点。流れ星も、移動する衛星かISSなんかも見れてしまうんです。視界の端から端まで星空という光景はさながら宇宙船に乗っているかような不思議なワクワク感、浮遊感がありました。

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【まずはお部屋レポート】2人用イグルーは超コンパクト!

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コンパクトなお部屋はガラス張りならではの解放感が!

私達が宿泊した2人用イグルーはかなりコンパクトなつくり。広いスペースはありません。

部屋の中央にはベッドがあり、その周辺にガラスのドームの足元に沿うように腰掛けのように台が巡らされています。なので荷物を置くならこの腰掛の上かしら、という感じで、大型のスーツケースは持ち込みが難しそうな印象です。私達は機内持ち込みサイズのバックパック2つだけだったので、特にスペース的な問題はありませんでした。

到着直後は吹雪いてたんですよ

しかしながら、さすが全面ガラス張り…私としては圧迫感は全く感じませんでした。

ベッドに寝ころぶと空なわけですよ。天井は無いに等しいので、解放感は抜群です。ちなみに、到着直後は屋根に雪が積もっていても、部屋が温まってくると全部溶けるので心配いらないですよ~。

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2人用イグルーの設備やアメニティ類はかなりシンプル

2人用イグルーは、お部屋の内装もアメニティ類もいたってシンプル。

設備としては、ベッド、トイレ(洗面台付き)、照明、Wi-Fi、電気プラグ2か所、ポット、オーロラ・アラームなどがあります。一方で、シャワー、荷物を収納するための専用の棚やラック、TV、書き机、椅子ソファーはありません。

※ベッドがリクライニング式なので、ソファのように座れます。

アメニティ品としては、フェイスタオル、ハンドソープ、お茶やコーヒー類と紙カップがあります。バスタオルとドライヤーは共同シャワー室にあります。

しかしながら、歯ブラシと歯磨き粉、櫛やヘアブラシ、化粧水などはありません。

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着替えるのはトイレで

何度も言いますが、全面ガラス張りなんですね。一応腰の高さのカーテンはあるのですが、それより上は外から見えます。着替えるときはカーテンの高さまでしゃがむか、あるいは擦りガラスになっているトイレで行うことになります。

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2人用グラス・イグルーに泊まる際にあると便利なもの

フック・ハンガー等

雪が深い土地なので屋外で遊ぶとつい雪まみれになってしまい、濡れたコートを乾かしたいと思うんですが、部屋にはコートを掛けるハンガー・フックや収納がありません。気になる人は折り畳み式のハンガーであったり、S字フック等があると便利かもしれません。

イグルーの構造にひっかけることになるので、重たいものを無理にかけるのはやめた方が良いと思うのですが、ウインドブレーカーや軽いコート、ジーンズなどは大丈夫でした。

薄い部屋着やパジャマ

暖房がかなり効いており、部屋から調節ができません。そしてパジャマやバスローブはありませんので薄い部屋着やパジャマなどがあると快適だと思います。

長い充電ケーブル

困ったことに充電プラグの位置がベッドから僅かに離れています!寝ころんでスマホ触りたい皆さん、ぜひ長めの充電ケーブル持っていきましょう!!!

ちなみに電源の位置は、ベッドの両サイドに2か所、それぞれ2口あります。

ホテルについてのその他の話(食事など)については別記事で旅行記としてまとめています。ちなみに夕飯は地元のお魚が美味しかったですよ!

ラップ県旅行記はこちらから!

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「ラップランド旅行、オーロラ以外の見どころは?」そんな人はアークティック・リゾートへ!

アークティック・リゾートはホテルが主催するアクティビティがとても充実しています。私達はトナカイのソリとプラネタリウムに参加しましたが、楽しかったです!

※各種アクティビティは追加料金と予約が必要です。

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トナカイと「どこでもない場所」へ

トナカイ・サファリという名称のアクティビティで、雪が積もった森の中をソリに乗って移動します。

ただひたすらに自然の美しかない場所をゆっくり散策。北極圏の白く明るい森に、そりを引く音だけが聞こえてきます。常にビルや雑踏に囲まれて生きる私には、この光景は全くの非日常。静かで輝く場所に身を置くことで遠くに来たことを実感しました。

そんなどこでもない場所に連れて行ってくれるトナカイさん達は抜群に可愛いし、美しい。不思議なことに獣臭さがほとんどしないんです。意外と身体は小さいけれど、大人2人を運ぶことができる力強さを間近で感じます。

何処でもない場所から現世に帰還したら、大きなテントで焚火を囲みます。温かい飲み物とクッキーをいただきながら、トナカイにまつわるお話を聞きます。これがとても面白かったです。他にも、トナカイさんに餌やりもできます。お子様にもおすすめです。

オーロラにまつわるプラネタリウム

プラネタリウムも良かったです。上映時間は30分。内容は普通の星空の話ではなく、オーロラの話。

ラップランドでの言い伝えやオーロラという現象についての解説を、北欧で最大規模のプラネタリウムで鑑賞できます。映像はここアークティック・リゾートが制作している完全オリジナルです。

管理人的に内容も面白かったし、美しいオーロラの映像にプラネタリウム独特の遠近感や没入感が追加されるのでなんともリアルで、浮遊感すらあります(実際には動きませんよ)。実はプラネタリウムを観た日は、私達はまだ本物のオーロラを見ることができていなかったのですが、正直プラネタリウムで満足してしまってましたね(笑)

しかもシートがリクライニングになってかなり見やすい。

プラネタリウムの施設にはアート作品が多く飾ってあったり、内装がキラキラして綺麗だったりと、こだわり随所にちりばめてありとても素敵です。レストランもオープン予定とのこと!

その他に、ハスキーの犬ソリ、スノーモービル、乗馬など

他にも、スノーモービルに乗れたり、ハスキーが引く犬ソリ、乗馬もできるようです。あ、ハスキーのソリは聞くところによるとスピードがあるそうです。スノーモービルは運転免許証が必要ですので、日本から行く場合は国際免許証でOKかどうか確認しておいた方が良いかも?

またスキー&スノーシューズのレンタルもあります。スキー板の他に、スキー用のスーツのようなものや、スノーシューズ用の長靴も貸し出しがあります。レンタル代もそれほど高くないですし、大荷物を持ってこなくてもいいのでとても便利です。

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おわりにーオーロラが見えない場合も楽しい体験を

フィンランド・ラップランドをはじめ北極圏を旅行するという場合、旅の目的がオーロラという人はかなり多いと思うのです。せっかく遥々日本からやってきたのに、オーロラが見えなかったらどうしよう、と心配に思うこともあるでしょう。

とは言え、オーロラは自然現象。残念ながら見えない可能性も十分にあるものです。私達も、ベストシーズンに3泊して最後の夜にやっと弱い光ながら見ることができました。それくらい運任せてなのです。

せっかく旅行に行ったのに、オーロラが見れなかったらどうするの?何もせずにただホテルでゴロゴロするだけなんて、もったいない!そんな時のために、オーロラ観測以外の目的やアクティビティをぜひ考えておきましょう。

アークティック・リゾートは、昼間は屋外でアクティビティに参加でき、そして夜はオーロラが見えなくても、星座を探しながら眠ることができる。そんな「オーロラが見えなくても楽しい!」という体験を提供しているホテルだと言えます。

余談ですが…

ホテルの価格を思うと、メキシコはカンクンのオールインクルーシブ・ホテルって非常にリーズナブルだったんですね。例えば、私の一押しホテルの一つ、アトリエはアークティック・リゾートとそれほど変わらないお値段です。

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