【EU市民の配偶者】タンペレ(Tampere)移民局でフィンランドの滞在許可証を申請してきた！【日仏夫婦】
2021年7月26日先日、やっとフィンランドの移民局で滞在許可証の申請に行ってきました！
何度かこのブログでお伝えしているように、私達は日本人妻とフランス人夫の国際結婚夫婦。
フィンランドへの転入＆移住＆お引越し関連の情報として、外国籍の方と結婚を機にお相手の母国に移住という情報や、日本人同士で外国に移住という情報は散見されるのですが、私達のようにどちらの出身国でもない第三国として引越した国際結婚組の手続きに関する情報はネット上にすごく少ないのです。
なので需要はそう多くはないと思うのですが、似たような状況で困ったな…となる人を少しでも減らすべく、記事にたいと思います。
この情報にたどり着いたあなたのフィンランド滞在が少しでもスムーズになりますように！
EU圏内でお引越し！フランスからフィンランドに引っ越す場合のビザ
EU市民であるフランス人夫と、EU圏外からやってきた日本人妻…。
- 妻が持っているビザはフランスの配偶者ビザなんだけど、フィンランドに引っ越すならフィンランドのビザ必要？
- EU圏内の移動だけど、事前に何か申請するの？
って、疑問に思ったことないです？私はあった！そして検索しても情報が少なすぎて困ったのです！
結論を述べると、
あなたが、EU市民の配偶者としてEU内に合法的に滞在している場合、フィンランドへの転居に関しても、事前のビザ申請は必要ありません。(※パスポートだけで入国している場合の手続きについては当方ではわかりかねます…)
私の場合は、アメリカ滞在時にフランス人の配偶者ビザを取得してからフランスに滞在していました。
つまり、フィンランド入国以前から合法的にEU圏内にビザ持ちで滞在していた状態なので、フィンランドに引っ越しているので、事前のビザ等の申請は不要です。
そして、この場合フィンランドに到着後、移民局で滞在許可証を申請します。
関連記事：フィンランド入国の際のビザ確認について、こちらのフィンランド入国記にもチョロッと書いてますね。
日本で結婚したEU市民の配偶者はフィンランドでの滞在許可証の申請に戸籍謄本が必要
フィンランド移民局の手続きは、まずネットで申請＆面接の予約を行い、後日移民局に出向いて面接し、さらに数週間後に滞在許可が下りる、という順序。
※追記！9月7日にタンペレ移民局から連絡があり、滞在許可が下りました！もうすぐ郵送で受け取ることになるそうです。
1つ目のステップであるネットでの申請は、こちらの移民局のサイトmigri.fiから申請＆面接予約が可能です。必要な書類のデータも添付できます。
私達がネットで申請した際に添付した婚姻証明書は、フランスの婚姻証明書(英訳)。
しかしその後、ユヴァスキュラ市から「婚姻証明書としては日本の公式の書類でないと受付られない」と言われてしまい、そこでやっと戸籍謄本の取得に至ったわけです。(ユヴァスキュラ市DVVでの登録はこちらの記事を読んでくださいね)
で、DVVに行ってみてわかったのですが、日本で婚姻手続きを行った私達の場合はフィンランド移民局も婚姻証明書としては戸籍謄本が必要だそうです。
つまり、移民局でのネット手続きではフランスの婚姻証明書を提出しているけれど、実際は戸籍謄本を提出すべきだった、と。結果的に必要な書類を間違って登録してしまったのです！大丈夫なのかこれ？
大丈夫でした！
タンペレ移民局では、面接の時に戸籍謄本の原本を持っていけばスムーズに申請を受け付けてくれました！
この際の戸籍謄本は、アポスティーユ付きで、かつフィンランド政府公認の翻訳家によってフィンランド語に翻訳されているもの。ユヴァスキュラ市に提出したものと同じ戸籍謄本です。
※英訳でも大丈夫だと思われますが、翻訳を日本で行う場合は翻訳文書にもアポスティーユを付ける必要があるはずなので、不安な方はフィンランド移民局と日本の行政書士さんなどに問い合わせしてみてください。
タンペレ移民で実際に持っていった方がよかったもの
さて、次はいよいよ移民局での面接。
タンペレ移民局に、EU市民の配偶者として滞在許可を申請しに行く場合の必要な持ち物はまず基本的に
- ネットで申請した際に添付した書類の原本一式
- パスポート
さらに、居住市DVVに一時的に登録している場合は、その時もらったPersonal Identity Codeが記載されたもの(居住市からセキュリティのかかったメールで届いたやつです)も持っていきましょう。
PDF化して印刷していく方が安全かと思いますが、私の場合は窓口でメール画面の確認だけでした。
おわりにーフィンランドに引っ越す国際カップルは婚姻証明書に要注意
ユヴァスキュラ市への住民登録も、今回のフィンランド移民局での滞在許可証の申請も、私達のケースでは日本の戸籍謄本が必要でした。
国際結婚の場合は、婚姻手続きを行った国で発行された婚姻証明書が必要になるようですので、気になる方はフィンランド当局に問い合わせを。
公式の情報を調べても、私達のケースに該当する情報はなかったので当初は困惑しましたのを思えています…。国際結婚でかつ第三国に滞在する場合は何かと情報の谷間に落とされますね。フランス、EUだし、EU内の公式文書なら大丈夫だと思ってたんだよ。
でも何はともあれ、持っていると便利なのね、戸籍謄本。
ところで、フィンランドでは婚姻証明書として有効なものは結婚した国で発行された公式文書、ということでした。日本で結婚した国際結婚組の場合は、日本人の戸籍謄本ですね。
では、その日本人が外国籍を選択し日本国籍を脱した場合は、婚姻証明書として何を用いればいいのでしょうか…？日本国籍を持たない場合、戸籍はないので、ということは婚姻証明書として戸籍謄本使えない(というか存在しない)！ということになりますかね？
じゃあ、一旦離婚して、フランスで再度結婚して、それから外国籍の取得を行うのかしら？？？
ご存じの方いらっしゃったら、ぜひコメントをお寄せくださいませ。
他にもフィンランド滞在で経験したことをタグ#フィンランドにまとめています。ぜひご覧ください！
関連記事：移民局に行った際のタンペレ散策記録！タンペレは大都会だった！！
