
【フランスのパン】お腹いっぱいな朝食!アヌシーのパン屋Boulangerie des Harasのパンオレザン【Pain aux raisins】
2021年3月19日アヌシーのパン屋さんのパンオレザン(Pain aux raisins)を食べる企画の第4回目、本日はBoulangerie des Harasに行ってみました!
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こちらのパンオレザン、私が今までで見た中でも随一の美しさです。食感はマッシブで、とてもお腹いっぱいになります。
アヌシー旧市街とGaleries Lafayetteの間にあり、旧国立厩舎(Haras national d’Annecy)近くにあります。湖からも遠くないのでアヌシーに遊びに来た際もおすすめです。
住所
12 Rue Guillaume Fichet, 74000 Annecy
月曜日はお休み。火曜日から土曜日は7時から19時、日曜日は7時から12時半。
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Boulangerie des Harasのパンオレザンはとても美しい!

まあるいカタチに、白いお化粧。Boulangerie des Harasのパンオレザンは、とても美しい。
まるでガトーのような風貌で粉砂糖をまとったパンオレザンは、渦巻きや外形もしっかりしており、均整の取れた姿。

Boulangerie des Harasのパンオレザンは、個人的にはコントラストが印象的なパンオレザンと思います。
まず表面の様子は、パリッパリッと軽く、表に出ているレーズンもカリカリの結晶のようにカラメリゼされたみたい。
一口かじって、その食感に「おや?これはAlexandre Perchatと同じタイプのパリパリ系パンオレザンかしら?」と思うも、食べ進めるうちに全く異なる新たなパンオレザンだと気づくのです。

表面で得た印象はパンオレザンの内側で裏切られます。
中は予想よりも生地が詰まっており、とても食べ応えがあるのです。私が試したいくつかのアヌシーのパンオレザンの中でも、レーズンの印象が強めで、結構たくさん入ってるのでは?と思います。
マッシブで食べ応えがあるBoulangerie des Harasのパンオレザンですが、お味は甘さ控えめ。
生地も甘味や油分をそれほど感じませんし、クリームの存在感も正直薄く、それよりも生地のコントラストとレーズンのジューシーさが勝ります。甘さの部分のほとんどを、レーズンから確保しているようです。
ここのパンオレザンは生地がとにかく美味しいと思います。
私は今まで、パンオレザンといえはブドウとクリームと甘さのバランスとか、Pan&Gatôのように風味の独創性を楽しむものだと思ってたのです。言い方を変えると、甘さとコンセプトの派手さのせいで、生地を忘れがちなな気がします。
しかしBoulangierie des Harasのパンオレザンはレーズンの入ってない部分の生地の味にも意識が向くのです。なんだろう、甘くなくて、でもバターの風味がして美味しいのです。フランスのヴィエノワズリが甘すぎて苦手という方、Boulangierie des Harasのパンオレザンから挑戦してみてはいかがでしょうか。
おわりに―なんと日本人職人さんのパン屋さんがアヌシーに!
ヴィエノワズリに挑戦してみたいけど、甘すぎると困る…という方、そして朝からお腹いっぱい幸せになりたい方に、Boulangerie des Harasのパンオレザン、おすすめです。
あとですね、帰宅してから見つけたんですが、こちらのfacebookのポストによると、日本人職人さんのお店でした!日本語で「いらっしゃいませ」という看板が店内にあったり、抹茶のパンがあったりしたので不思議に思っていたのですが、そういうことだったのですねぇ。
上のFacebookのポストによるとカレーパンがあるらしいのですよ…。これはぜひランチを買いに行ってみたいと思います!
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